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SportsCUBE (2000/05/05) 
ジェフユナイテッド市原 『小倉隆史』 市原臨海競技場

 
ジェフ市原 対 ガンバ大阪
2000年5月5日(土)市原臨海競技場

今日は、ジェフユナイテッドのことなら何でもお見通し。

チームマスコットのユニティ君に、
お話をお伺いすることに致しましょう。

はぎの 「こんにちは。」  
ユニティ君 「わん。」
はぎの 「忙しそうですね。」
ユニティ君 「くぅん くぅん、わんっ」
はぎの 「あらら、忙しさのあまりお兄さんとはぐれてしまったのですね。というとユニティ君は弟。」
ユニティ君 「くうん。わんわん。」
はぎの 「弟だけにちょっと甘えん坊なのかしらね。あらっ、しっかり背番号が・・9番なのね。お兄さんのお名前と背番号は?」
ユニティ君 「わんわんわん。わんっ。ばうう。」
はぎの 「ふむふむ、お兄さんはジェフィ君、2番をつけているのね。ふたりとも秋田犬なんだ。」
ユニティ君 「くぉ〜ん くぉ〜ん、わんっ。」
はぎの 「へえ、とっても仲がいいんですね。今日はFAMILY JOIN DAY。小さいお子さんの姿が目立ちます。ふたりとも引っ張りだこでしょう?」
ユニティ君 「わん。」
はぎの 「私、きのう小倉隆史選手に、練習グラウンドでお話を伺ってきたんです。」
ユニティ君 「わおん!」
はぎの 「あら、ユニティ君。はじめて私の方をちゃんと見てくれた。ジェフのことなら何でも知ってるさすがのユニティ君も、まだ小倉選手とは1ヶ月ちょっとのおつきあいよね。もう仲良し?」
ユニティ君 「ばうわう!」
はぎの 「あたりまえですって?さすがはやはりチームマスコットですね。私はきのうはじめてお会いしたのだけれど、小倉選手の強さにじんと来ました。」
ユニティ君 「くうん・・くうん」
はぎの 「そうですよね。ユニティ君の言う通 り、サッカー選手どなたも怪我と隣り合わせだとはいえ、アトランタオリンピック前の合宿以来、ずうっと怪我と戦って来たわけですものね。結果 次第では選手生命が絶たれてしまうかもしれないという手術を繰り返し乗り越えてJリーグの舞台に帰ってきた小倉選手のプレー、期待している人がたくさんいるものね。」
ユニティ君 「うおん。わんわんわん」
はぎの 「そうよね。私たちには想像もつかないような毎日だったはず。怪我との戦いから逃げずに前を向き続けた小倉選手が、その日々のことを淡々と話した後きっぱりと、『もう大丈夫ですよっ。』て。
ユニティ君 「わん!」
はぎの 「小倉選手の、左足のゴールを私たち待ってるって小倉選手に伝えてきたよ。ユニティ君も見たいでしょう?」
ユニティ君 「わぉんっ!」
はぎの 「そうそう、その小倉選手にお話をきいた練習グラウンド、ゴールデンウィーク中って事もあるとはいえ、もの凄くたくさんの人たちが見に来ていましたよ。声をかけてくれた人もいて、驚いたのはね、小倉選手・中西永輔選手・中田一三選手を、四中工時代からずっと見続けているという三重県の女の子達。『三重県から練習を見に来たの!?』と驚く私に、『明日の試合観て帰るんです。』って嬉しそうに。四中工時代の小倉選手の写 真を持ってきていて、そこに小倉選手のサインをもらってほんとに幸せそうだった。」
ユニティ君 「わわわわんっ。」
はぎの 「そうね、ほんと!今日はなんだか盛り上がりそう。」
ユニティ君 「わん。わんわん。」
はぎの 「え?本当だ、もうそろそろキックオフ。ユニティ君今日はありがとう! 今度はお兄さんと一緒にね。」
ユニティ君 「わん☆」
 
 
萩野志保子のGrassWorld
  サッカー中継、「速報!スポーツCUBE」のサッカーコーナー担当。サッカーを愛してやまない萩野志保子が、Jリーグ・日本代表取材記はもちろん海外サッカーなど、萩野ならではという視点で綴っていきます。  
 
    
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