映画ドラえもん。
毎年恒例☆春休みになると上映される｢映画ドラえもん｣ですから、
みなさんご存知でいらっしゃるとは思いますが、
今回の「新のび太と鉄人兵団」！
本当に本当に凄いので、是非紹介させてください！
もう、本当に
凄い映画！傑作です。
完成披露試写。
自分でも制御できないくらい号泣してしまい、どれだけ困ったかわかりません。
映画を涙の量で測れないことはよくわかっているつもりですが、
それでも、
「いい大人がこんなにも、泣けて泣けてしかたがなかった」ということを、
事実としてお伝えしなくては、と思います。
今回の[映画ドラえもん]、本当に凄いです！
後世語り継がれる名作になるであろう傑作です！
敢えてご説明させていただくと、
「ドラえもん」の出木杉くん役を演じさせていただいております私ですが、
今回の｢映画ドラえもん｣には登場しておりません。
ですから、そういうことではないのです。
「そういうこと」というのは、
「自分が携わっているから宣伝しているのでしょう？？」
ということではないのです、ということです。＾ｖ＾
もう、純粋に、ひとりの観客として伝えたい思いです！
2010年に30周年を迎えた映画ドラえもん。
「新のび太と鉄人兵団」は、
2011年という、
映画ドラえもんにとっての新時代幕開けの年に公開される
記念すべき作品です。
地球征服を企む＜ロボットたちの星・メカトピア＞。
「人間はロボットの奴隷になるもの。」
そんな、
人間とロボットの関係性が逆になった星からやってきた
リルル。
彼女は、人間の女の子のような姿でありながら、
心が氷のように冷たい。
なぜなら、そう造られているロボットだから。
そして、
ピッポ。
破壊兵器として作られた、
巨大ロボット[ザンダクロス]の頭脳パーツとしての球体だった彼は、
のび太の家に迷い込んだという縁から、
ドラえもんの秘密道具によって可愛らしいひよ子の姿に変えられ、
のび太たちと一緒に行動することになる。
リルルとピッポ。
本来、人間と友情を交わすなど、設定された概念になかったはずの二人が、
のび太やしずかちゃんと触れ合うことで徐々に心を変えていくさまには、
胸がいっぱいになります。
ピッポが、
「こんなはずじゃないのに。」
「こんなはずじゃないのに。」
と、何度も心の変化を否定しながら、
まっすぐなのび太くんに、心動かされずにいられない。
その二人のシーンには、
思わず声が漏れるほど、泣けて泣けてしかたがありませんでした。
あまり詳細を言ってしまってはだめ！ほどほどに！
と自分に言い聞かせている始末の私は、
本当に、はやくみなさんとこの思いを分かちあいたいです！
リルルを演じる声優の沢城みゆきさん
ピッポを演じる声優の小林由美子さん
キャラクターに「命を吹き込む」ということ！
プロフェッショナルであることを思い知らされる、
声優陣の｢声という魂｣に、めまいがするほど揺り動かされ。
そして、
加藤浩次さんによる悪役キャラ総司令官の、その最高のマッチングに感心し。
そして、
大好きな気持ち、信頼、
大切なものを守るための犠牲
避けられない運命、
それらが層となって押し寄せるストーリー展開の見事さに、
心、鷲?みにされました。
また、
特筆すべきは、音楽！
寺本幸代監督による作詞の曲をリルルとピッポが歌う挿入歌は、
作品に込められた意味が詩的に表現されていて、
理屈でなく心象として記憶に残る、劇的な影響力がありました。
そして、
エンディングに流れる主題歌
BUMP OF CHIKENの『友達の唄』。
こちらがまた最高に胸に迫る曲。
この曲を聴いて初めて作品全体が完結するのだと感じるほど、
エンドロール全てが終わっても、しばらく立ち上がれませんでした。
BUMPの藤原基央さんの歌詞がスクリーンに流れますので、
是非その詞を読みながら聴いて欲しい、
もう、たまらない歌詞です。
全てにおいて、上質で優しい。
人とのつながりや、
生きていくことや死んでいくことの根幹すら考えさせてくれる、
今回の｢映画ドラえもん｣。
3月5日明日土曜日、
全国東宝系ロードショーです。
お子さんはもちろん、
大人同士での鑑賞も、心からおすすめいたします！！
