近頃、ようやく秋らしい涼しさが感じられるようになりましたが、
結局、9月も暑い日が多かったですね。

現場取材を担当する立場としては、最近の秋らしさに、ようやくほっとしていますが、
先月はあの暑さの中、報道ステーションの取材であちこちに行きました！

9月3日　民主党代表選の菅・小沢両陣営の取材
　　6日　台風の取材で長崎県五島列島から中継

　　　7日　台風を追って島根県出雲市と松江市で取材
　　　8日　台風とともに帰京
　　10日 日本振興銀行の経営破たんの取材で、都内から福井へ
　　13日　千葉県館山市で小学生の列に車突っ込む事故の取材
　　20日　漁船衝突事件の影響で、中国人の日本ツアーキャンセル相次ぐ事態の取材で、静岡県浜名湖へ
　　23、24日　ある特集の取材で北海道の某所へ

　　27日　たばこ値上げ直前の駆け込み客の取材
　　29、30日　別の特集の取材で韓国へ

そして、毎週末は夕方のｊチャンネルのスタジオと、
先月もあわただしい一月でした。

ここにきて、報道ステーションの特集の取材が増えています。
報ステでは、大きく分けて、日々のニュース取材と、じっくり関わる特集の取材があり、特にプロ野球のシーズンが終了する秋から冬は、特集取材を担当するチャンスが多くなるのです。

一日ごとの勝負となるニュース取材もとてもやりがいがあるのですが、
じっくりひとつのネタを掘り下げる特集の取材が私は大好きです。

実は、今から１０年以上前には、アナウンサーの仕事をしながらディレクターの業務も担当し、臓器移植の問題などさまざまなテーマについて、自分で企画を立て、取材先と交渉し、徹夜で編集をして、いくつもの作品を作っていました。

特に子供の臓器移植の問題では、当時ディレクターとして作成したドキュメンタリー番組、“テレメンタリー９７・心臓移植を待つ子供たち”が、
年間の優秀賞をいただき、表彰されたこともあるんです。
今でもそのときのトロフィーは、我が家に大事に飾ってあります。

企画を発掘し、取材先と交渉して取材・撮影し、今度はその素材を練りに練って編集する、という、あのころ学んだ特集取材の過程の一つ一つが、とても大事だったんだ、と、今強く感じています。

そして、ひとつのテーマを一人でも多くの人に見ていただき、興味深い!と感じてもらおうというテレビマンとしてのこだわりを、あのころの特集取材の経験で学んだのだと思っています。

この秋は、報道ステーションで特集に多数関わる予定で、現在も
４つの企画を抱えて動いています。

一つ一つの作品を、誠心誠意大切に心をこめて、現在取材中です。
今月以降、順次放送予定ですので、ぜひ、皆様ご期待ください！