「大会前日、最後のラウンド」
セントアンドリュース・オールドコース。ゴルフの聖地で行われる今年の全英オープンも、いよいよ明日開幕します。プレーヤー達は最後の練習ラウンドでコースチェックを入念に、そして私たちは午後からリハーサルを行いました。
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R&A前(1番TEE)にて |
さて、今日はプレーとは少し離れた裏側をご紹介します。それは、「選手・スタッフは食事をどうしているのか?」ということ。全英オープンの1週間、私たちは大抵朝の6−7時にはコースにやってきます。そして帰るのは夜の10時頃。ということは一日15−16時間は会場内にいるわけです。かといって、軽食(いわゆるフィッシュ&チップス)を売る出店はあるものの、コース内にはしっかりとした食事をとることができる場所はありません。取材であらゆるところを回っています。選手たちも一日中コースでラウンドしたり練習したりですから、当然食事には困ります。そんな時、みんなどうしているのか?
…実は、「スタッフルーム横に食堂を作っちゃえ!」ということで、本当にケータリングのキッチンを作っているんです。そこでは私たちはもちろん、日本人選手たちもおいしい食事を求めてやってきます。ちなみに、今日は丸山選手御一行様・高山選手御一行様が昼ごはんを食べにきました。メニューは、エビフライにイカフライにサラダにご飯に味噌汁。私の不手際で写真がとれませんでしたが(すみません)美味しくいただきました。キッチンの主は斉藤さん。日本から英国にやってきてはや20年以上。今はロンドンで串揚げ屋さんを営んでいらっしゃいます。今回はロンドンから多くの食材を積んで、遠路はるばるセントアンドリュースまで来ていただきました。毎日、カレーやラーメンやしょうが焼きなどなど。私たちの体を考えて、そして日本の味を大切に用意してくれるんです。一日2回、昼・夜の食事で私たちは救われています。あ、ちなみに今日は、松岡修造さんがキッチンにはいってお手伝いもしてましたよ!
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キッチン外側 |
というわけで、私たちはこの「キッチンさいとう」で日々中継に向けて用意をしています。そして、選手たちもちょこちょこと訪れては英気を養い、また練習へと出て行きます。そういった意味では、全英オープンは例年、ちょっとした「チームJAPAN」の雰囲気を持っています。
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食堂大盛況 |
明日からはいよいよ本戦スタート。第134回全英オープン、日本勢の総力を結集した(?)戦いが始まります。
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第1日 |
7月14日(木) |
23:10−28:00 |
第2日 |
7月15日(金) |
23:10−28:00 |
第3日 |
7月16日(土) |
23:00−27:00(最終組ホールアウトまで放送延長予定) |
最終日 |
7月17日(日) |
21:00−26:30(優勝決定まで放送延長予定) |
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