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7月14日   進藤潤耶の全英オープンゴルフ日記A
「セントアンドリュース、灼熱の太陽と花粉」

 
「灼熱の聖地、そして花粉症???」

全英オープンWEEKは2日目、火曜日になって、一段と熱を帯びてきました。といっても、アツイのは選手たちのプレーだけでなく、その陽射し。北に位置するスコットランドだけあり、強烈な紫外線とともに私たちは日に日に焼けております。ここ数年、いわゆる全英らしいという「どんよりとした厚い雲、そして強い風、寒さに震える人々・天気」から遠ざかっており、なんだか全英らしくないなあという声も聞こえます。しかし、週末は少し天気が崩れるという情報もあり、「一日のうちに四季がある」全英が久々にみられるかもしれません。

さて、今年のセントアンドリュースにはもうひとつ皆を困らせているものがあります。それは、「花粉!!」。選手やスタッフの多くが至る所でくしゃみ・鼻水に悩まされています。かくいう私も、急遽アレルギー鼻炎の薬を飲みはじめましたが時既に遅く、ティッシュ片手に作業をしています。高山選手もくしゃみしながら「つらいっす」と一言。解説の羽川さんも、そしてかつてはタイガーも悩まされていたというこの花粉。まあ、花粉といっても、おそらく「芝アレルギー」であろうと思われますが。毎年全英の現場にやってくるとなる人間が多いんです。暑さと花粉…、また新しい全英の罠が生まれています。

ところでプレーに目を移すと、選手たちの練習ラウンドはいよいよ本格的になっています。日本勢は、既に3ラウンドしている藤田選手を除く丸山・谷口・高山3選手が、午前8時40分スタートで18ホールをまわりました。丸山選手は前週のUSPGAツアーで7位に入り、好調さを感じさせるかのように元気いっぱい。初出場の高山選手に何度かアドバイスをするシーンもみられました。00年にこのコースを経験している丸山選手。02年にはトップと1打差の5位にも入っている相性の良い全英で、再び日本中を熱狂に巻き込んでもらいたいです。谷口選手もラウンド後には「全米では1打足りずに予選落ち。悔しい思いをしたし、今度はやりかえしてやりたい。TEEショットの落とし所が見えないホールが多くて難しさはあるが、いいところをみせたい」と話してくれました。明日はおそらく藤田選手も加わって、日本勢4人が一同になんてことになるかもしれません。ちなみに、タイガーはいつものように朝早い6時40分に仲良しオメーラとラウンドしています。

そして、皆様にご報告がひとつ。今日、朝6時スタートで(早い…)解説をつとめる青木功プロと羽川豊プロが収録を兼ねてラウンドしました。私も同行しながらいろいろな興味深いお話を伺いました。きっと今日の話は放送中にバンバン出てくるでしょうから、皆様聞き逃さないように注目してください。17番のホテル越え、壮観です。
朝4時には明るくなり始め、夜23時にようやく暗くなる、ここスコットランド。暑い夏は、まだまだ続きます。

 
第134回全英オープンゴルフ 放送予定
第1日 7月14日(木) 23:10−28:00
第2日 7月15日(金) 23:10−28:00
第3日 7月16日(土) 23:00−27:00(最終組ホールアウトまで放送延長予定)
最終日 7月17日(日) 21:00−26:30(優勝決定まで放送延長予定)
   
 
    
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