前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィール トップ > エッセイバックナンバー
 
 
11月9日 亮太、奥の細道をゆく2

「夏草や 兵どもが 夢の跡」

芭蕉は平泉にて、この句を残しています。
私は決して芭蕉のように感性が研ぎ澄まされているわけではありませんが、
その私でも、「ああその通りだな」と思わせる場所でした。


徐々に紅葉も

毛越寺や無量光院跡などは柳之御所跡当時の姿を見ることはできません。
これだけでも十分おなかいっぱいなくらいですが、
私が一番それを感じたのは、義経堂です。


ひっそりと…

義経堂は義経が自害した場所とされていますが、それがなんとさびしいこと…。
「え〜と、ここでいいんだよね…」。
細い道を入っていき、
さらに細い階段を上るとそこにひっそりとたたずむようにお堂がありました。

勝てば官軍、負ければ賊軍といいますが平家打倒の立役者でもある人物が、
こんなところに…と思わせるほどのさびしさでした。


中尊寺の参道です

その一方で中尊寺、特に金色堂はため息が漏れるほどの美しさでした。
「覆堂」という意味が最初わからなかったのですが、
保存のために建物の中にガラスケースに覆われた金色堂があるというもので、
まさに金色堂を覆っているお堂でした。

隅から隅まで金で彩られており、
いかにこの平泉が栄華を誇っていたのかというのかが
容易に見て取れるものでした。
(写真撮影厳禁のため、お見せできないのが残念です)


この中に金色堂が

2008年には世界遺産登録なるか!?
という話題で盛り上がっていた平泉ですが、
それは抜きにして、確かに訪れる価値のある場所がそこにはありました。

さて次回は、
「松島や ああ松島や 松島や」
そのまんまの場所を訪ねます。


冷麺は最高でした!
   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィール トップ > エッセイバックナンバー