INTRODUCTIONイントロダクション

倒れた夫には美青年の愛人が―!?
2023年「手塚治虫文化賞」大賞受賞!!

今年の漫画の顔『ゆりあ先生のい糸』が
早くも連ドラ化決定!

この秋、菅野美穂が演じる
《現代の新しすぎる主婦ヒロイン》が誕生!

夫の介護、愛人との同居、嫁姑問題を
痛快に乗り越える!!

「手塚治虫文化賞」大賞受賞作を橋部敦子脚本でドラマ化! こんな連ドラ・ヒロイン、見たことない――菅野美穂が《地味でタフで明るい主婦ヒロイン》に!!
 絶大な支持を集める秀作が多数ひしめき合う中、今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の『ゆりあ先生の赤い糸』(講談社)。あの最旬話題作が2023年秋、トップ女優・菅野美穂を主演に迎え、テレビ朝日で早くも連続ドラマ化されます――。
 テレ朝の連続ドラマで主演を務めるのは、1999年放送の『恋の奇跡』以来、実に24年ぶりとなる菅野。彼女が「石のような男前な女性で、本当に応援したくなる…今このタイミングで、この役と出会えるなんて“めっけもの”! とても幸運だと思います」と声を弾ませて演じるのは、《新しい現代のヒロイン》! これまでのヒロインドラマでは「強い女」や「カッコいい女」など、痛快な女性像を描き、時代をけん引してきましたが…『ゆりあ先生の赤い糸』では《かつてない地味でタフで明るい、平凡な主婦ヒロイン》が自らの人生、さらにはホームドラマの新たな可能性を果敢に開拓していきます。
 こんな連ドラ・ヒロイン、見たことない!――『僕の生きる道』シリーズ(2003~2006年)や『フリーター、家を買う。』(2010年)、向田邦子賞を受賞した『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(2021年)など、珠玉の社会派ヒューマンドラマを多数手掛けてきた橋部敦子氏の脚本、そして菅野の熱演によって泥臭くも生き生きと躍動し始める、平凡だけど力強い主婦・ゆりあ。とてつもない底力を秘めた《令和の新ヒロイン》が、視聴者の心&日本の連ドラ史に鮮烈な新風を吹き込みます!
突然、要介護状態となった夫…その夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と同居開始!?
すべての人にエールを贈る! 踏ん張る“おっさん”主婦の数奇な人生&家族の物語
 菅野が演じるのは、心優しい売れない小説家と結婚した主婦・伊沢ゆりあ。年齢を重ね、女として薄らいでいく自分を実感するものの、自宅で刺繍教室を開きながら、穏やかな幸せを味わっている《ごくごく平凡な女性》です。ところが…そんな彼女の人生は、夫がホテルで昏倒し、緊急搬送されたことから急展開! 慌てて病院に駆けつけると、意識不明状態となった夫の傍らには、さめざめと泣きながら“恋人”だと名乗る美青年がいて…!?
 長年連れ添った夫の《思いもよらない別の顔》を突きつけられ、愕然とするゆりあ。しかし、降って湧いた問題はそれだけではありませんでした。なんと彼女、出口の見えない夫の介護に加え、《夫を「パパ」と呼ぶ2人の女の子》と、その母親である《夫の彼女》までも出現するという、1ミリも想像したことがなかった局面に次々と直面してしまうのです!
 ところが…「カッコよく生きる」が座右の銘で、幼いころのあだ名は「おっさん」。そんな愚直で辛抱強いゆりあは、ここで心が折れてしまう女性ではありません。なんと「みんなでダンナの介護をしよう!」と奇想天外な提案をし、夫の愛人2人&血の繋がらない子ども2人も家に招き入れて《奇妙な共同生活》を始めることに! さらに、そんな数奇な人生の渦中で踏ん張り続けるゆりあに、やがて二度とないと思っていた《新たな恋の予感》まで到来し…!?
 混沌と混乱、一周回って可笑しみが入り乱れる《今を生きる人間たちの“ひとつ屋根の下”のヒューマンドラマ》。生きていれば何が起こるか分からない――人生100年時代の今…すべての人に《生きていく芯を創るきっかけ》をお届けする、人生の応援歌ともいうべき本作にぜひご期待ください。