2023年11月11日(土)
よる9:00~放送

ニュース
番組概要

本木雅弘×滝藤賢一

約10年ぶりに民放ドラマに出演する
本木と滝藤の初共演で、
知られざる実話をドラマ化!!
躍進する日本ラグビーの
礎を築いた男を本木が熱演!

平尾誠二【ミスター・ラグビー】山中伸弥【ノーベル賞受賞】
ジャンルを超えた親友に
訪れた永遠の別れ

2人が全力で駆け抜けた
最後の一年を描く
感動の
《友情物語》が誕生!

本木雅弘が約10年ぶりの民放ドラマ出演で“ミスター・ラグビー”平尾誠二を熱演!
滝藤賢一演じる医師・山中伸弥とのジャンルを超えた《世紀の友情物語》をドラマ化!!

 日本代表の活躍で注目の集まる「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」。そんな現在のラグビー界の礎を築いたと言われる、ラグビー界の伝説“ミスター・ラグビー”平尾誠二さんと、「ヒトiPS細胞」の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授――異なる分野で活躍する2人の知られざる友情物語をドラマ化! 約10年ぶりの民放ドラマ出演を果たす、平尾誠二役本木雅弘と、本木のラブコールを受けた山中伸弥役滝藤賢一、名優2人の初共演で、テレビ朝日ドラマプレミアム『友情~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」~』が誕生します。

 平尾誠二(本木雅弘)は、日本代表としても活躍した元ラグビー選手で、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督 兼 ゼネラルマネージャー。日本代表監督なども歴任し、名実ともに“ミスター・ラグビー”と呼ばれた伝説のラガーマンです。「2019年のワールドカップ日本大会を成功させたい」、そして「1試合でもいいから、東日本大震災の被災地・岩手県釜石市で試合を行いたい…」と、熱い思いを抱いていた矢先、彼を襲ったのは突然のがん宣告…。普通なら狼狽するところ、持ち前の明るさとおおらかさで「なってしまったもんはしゃあない」と冷静に受け止め、病と闘う決意を固めます。
 そんな平尾を家族とともに支え続けたひとりの親友がいました。その人物は、山中伸弥(滝藤賢一)――2012年に「ヒトiPS細胞」の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した医師です。
 ラグビーと医学…まったく異なる分野で活躍する2人の出会いは、2010年に実現した雑誌の対談。意気投合したふたりは、急速に親交を深め、やがて家族ぐるみの付き合いをする親友に! 40歳半ばを過ぎてできた親友と、いつまでもこんな関係を続けていけたら…。しかし、そんな2人の願いは叶わず…。2015年、なんと平尾ががん宣告を受けたのです――。
 本作では、前向きに病と闘う平尾と、医師として治療法や病院探しに奔走し、最後まで親友に寄り添い続けた山中の友情、そして平尾の意志を尊重し、優しく見守り続けた家族の深い愛情を描きます。
 これは、厳しい状況にもめげず、病と闘い続けた平尾と山中、そして家族が過ごした最後の一年の物語。本木が「それぞれ既に確固たる立場にある多忙な大人2人が、利害関係なしに友情を結んでいく様子が心地良く…人間同士が心を通わせ、見守り合う、という姿がシンプルに素敵だなと思わせてくれる作品です」と語る通り、本作は闘病生活という重いテーマながら、友人や家族の深い絆に気付かされるヒューマンドラマであり、大きな“愛の物語”なのです。

10kg減量!迷い、苦しみ…渾身の役作りで平尾に近づいた本木の姿に滝藤も感動!!

 本作の撮影初日、「平尾さんを演じるというプレッシャーというか畏れ多さというか…正直、なかなか覚悟がつかないままクランクインを迎えました」と語った本木。その言葉どおり、撮影中も非常に悩み、迷って、苦しんだようで…。その姿を目の当たりにした滝藤も、「これだけの俳優さんでもこんなに苦しみながら、迷いながら、平尾誠二さんという人間を作っていくんだなという姿を間近で見せていただいて、すごく刺激を受けました」としみじみ。
 さらに、病に侵されていく様を体現するため、本木は撮影中に10kg減量するなど、滝藤も感銘を受けた、壮絶ともいえる渾身の役作りで平尾さんに近づいていきました。
 また、山中教授を演じた滝藤も「世界的に有名な方なので、演じることは困難なチャレンジになるだろうと感じていました」とポツリ。しかし、「僕の言葉、リアクションはすべて本木さんによって生まれると信じて疑わなかったので、『僕は本木さんしか見ていません』というようなことも、本木さんにお伝えさせていただいたように思います」と言うように、山中教授に寄せようとするのではなく、本木のセリフを受けて湧き上がった感情のままに芝居をする、「いかに本木さんとセッションするか」を考え、役に入っていったという撮影の様子を語ってくれました。

大のラグビーファンとしても知られるドラマ作りの名手・吉田紀子氏が脚本を担当!

 本作の脚本を手掛けるのは、『Dr.コトー診療所』(2003年)、『リエゾン‐こどものこころ診療所‐』(2023年)をはじめ、ヒューマンドラマの名手として名高い吉田紀子氏。大のラグビー好きとしても知られ、生前の平尾さんとも交流のあった吉田氏は、本木とタッグを組んだドラマ『君と出逢ってから』(1996年)で、本木の演じた主人公の名前を平尾さんから取って“誠二”にしたという逸話の持ち主です。そんな吉田氏が、深い愛情をもって紡ぎ出す“ミスター・ラグビー”平尾さんと山中教授の友情、そして家族の深い絆…。さまざまな愛があふれる物語に、どうぞご期待ください!

主題歌は松任谷由実の『ノーサイド』に決定! 長年愛される名曲が物語を優しく彩る

 さらに本作を優しく彩る主題歌が松任谷由実の名曲『ノーサイド』に決定! 松任谷がラグビーの試合を観て感動して書いたというまさに本作の世界観にマッチする楽曲です。本木も「プロデューサーの方から、この楽曲を考えていると撮影現場でお聞きした時に、嬉しさのあまり、 妻役の女優さんと一緒に思わず口ずさんでいました!」と大喜びで、「ノーサイドという言葉には、『試合が終われば、敵、味方もなく、勝ち負けを越えて互いを讃えよ!』というラグビーの精神が込められているそうです。それが示すように、全ての人生を包み込む名曲だと思います」と語りました。
 ラグビーにすべてをかけて人生を駆け抜けた平尾さんの生き様に寄り添うような歌詞と、優しい歌声が胸に響くこと必至です。
あらすじ
 2010年秋、ノーベル賞の発表時期が近づき、今年も京都大学iPS細胞研究所で研究を続ける教授・山中伸弥(滝藤賢一)のもとには取材依頼が殺到していた。そんな中、多忙な山中が、唯一引き受けたのが、高校時代から大ファンだった“ミスター・ラグビー”こと、神戸製鋼・コベルコスティーラーズのゼネラルマネージャー兼総監督で、日本ラグビー協会の理事・平尾誠二(本木雅弘)との対談だ。
 憧れの人との初対面に緊張する山中の前に笑顔の平尾が現れる。対談が始まると、活躍の分野は異なるものの話は尽きず、2人は意気投合! これを機に、お互いの妻・平尾惠子(石田ゆり子)、山中知佳(吉瀬美智子)を交えた家族ぐるみの付き合いを続ける友人に。おおらかで交友関係の広い平尾が山中に友人を紹介するなど、40代半ばを過ぎてできた親友として、2人は絆を深めていく。
 2012年、平尾は『ラグビーワールドカップ2019』日本大会の組織委員会の理事に就任する。東日本大震災からの復興途中にある岩手県釜石市で、復興支援活動を行う「スクラム釜石」の代表理事・石山次郎(山下真司)に会った平尾は、「2019年のワールドカップ日本大会を成功させたい」、そして「岩手県釜石市で1試合でもいいから行いたい…」と、並々ならぬ熱い思いを抱くことに!
 一方、山中もついにノーベル生理学・医学賞を受賞。医学界、スポーツ界と分野は違えど、社会的に大きな役割と責任を担うことになった親友2人は、多忙な日々を送る中でも、着実に友情を育んでいた。“こんな時間がいつまでも続くといいのに”と、心の中で願いながら――。
 2015年9月、平尾は山中や共通の友人たちと食事を楽しんでいた。終始、旺盛な食欲を見せていた平尾だが、翌朝、惠子に「実は昨日、血を吐いてしもうて」とさらりと告白する。慌てた惠子は平尾とともに病院へ。検査後、佐川副院長(賀来千香子)は、惠子だけを呼び出し、平尾はがんに侵されており、今の状態では手の施しようがないと告げる。突然の出来事にがく然とする惠子だが、本人には余命宣告しないでほしいと懇願する。その後、平静を装う惠子とともに、病状の説明を受けた平尾は、驚きながらも「なってしまったもんはしゃあない」と、脅威の精神力で受け止め、病と闘う覚悟をする。
 惠子から連絡を受けて病院に駆けつけた山中は、佐川の説明を聞き、その深刻さに激しく動揺する。しかし、そんな素振りを見せず、新薬や治療法を探しながら平尾に伴走する決意を固めて…!?
 そんな中、惠子は娘・大塚早紀(佐久間由衣)に、「パパの前では絶対に泣かないで」と懇願する。ショックを受けながらもそれを受け入れ、明るく振る舞う早紀…。また、アメリカに留学中の息子・平尾昂大(坂東龍汰)も、父に会いたい一心で一時帰国することに。一方、母を気遣う平尾の意志を尊重した惠子は、義母・平尾信子(倍賞美津子)には病気のことを知らせない、という選択をして…!?
 誰よりも信頼する山中とともに、佐久間や医師・井岡(濱田岳)らの協力を得て、新薬の治験や免疫療法など、効果のありそうな治療に挑む平尾。日に日に体力が衰えて行く中でも、決して弱音を吐かず、前向きに闘病を続けるのだが…!?