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2020年6月29日
つかこうへい作品で最年少主演など舞台で大活躍!
今年1月に鮮烈ドラマデビューを果たした注目の実力派俳優・味方良介が陰陽師の末裔…新人神主役で連続ドラマ初出演!
妖怪と人間を繋ぎ、物語の鍵を握る!?

妖怪たちが住むシェアハウスの大家で、新人神主の水岡譲(みなおか・ゆずる)役を味方良介が務めることに決定しました! 舞台を中心に活躍してきた味方にとって、今作が連続テレビドラマ初出演に!! そんな味方演じる水岡は神主であり、陰陽師の末裔ということで、その所作を学ぶため、陰陽師指導を受けて撮影準備を開始しました。
つかこうへいの名作舞台で史上最年少主演! 数々の舞台で実力を培った味方が初の連続ドラマで新たな魅力をみせる!!
幼少期に見たミュージカルに憧れ、俳優を目指した味方は、2011年にミュージカル『恋するブロードウェイ』でデビュー。ミュージカル『テニスの王子様』(2012~2014年)や『薄桜鬼』シリーズ(2013~2015年)などで注目を集めました。2017年には、つかこうへいの名作舞台『熱海殺人事件』で主演の木村伝兵衛部長刑事役を24歳という史上最年少で務め、以降3年連続で座長を務めるなど、その実力を遺憾なく発揮。その後も数々の舞台で活躍し、存在感を放ち続ける中、2020年1月には初のドラマ出演となる『教場』で難役に挑み、その名が広く知れ渡るように。映像分野にも活躍の場を広げる味方が今作、『妖怪シェアハウス』で連続ドラマへ初出演することとなりました!
味方が演じるのは、妖怪たちがルームシェアをするシェアハウスの大家で、隣にある神社の新人神主の水岡譲。陰陽師の末裔でもありますが、その実力はまだまだ。妖怪たちにもこき使われるなど、情けない姿を見せる一方、シェアハウスに転がり込んできた澪には上から目線で偉そうな態度をとります。ところが、実は水岡は、妖怪と人間の境界を越える危険性を知る唯一の人物。心配した水岡は、澪をシェアハウスから追い出そうとしますが…。気弱すぎる澪と、個性が強すぎる妖怪たちの中、味方演じる水岡がドラマにどんな彩りをもたらしてくれるのか、ぜひご注目ください!
陰陽師指導を受け、撮影に臨む! 飲み込みの早さに、先生も「完璧」の太鼓判
水岡は新人とはいえ神主であり、陰陽師の末裔という役どころ。味方は劇中で神主や陰陽師としての所作を見せていかなくてはなりません。そこで、クランクインに先だち、所作指導が行われることとなりました。教えてくれた先生は、映画『陰陽師』(2001年)をはじめ、陰陽師が関係する数々の作品で指導を行ってきた陰陽道研究家の高橋圭也先生。神主の衣装に身を包んだ味方は、まず柏手(かしわで)の正しいやり方から教わり、「右手と左手は少しずらす」「力は入れずに軽く拍手すると音が鳴る」など、やり方やコツを実践。教わるごとに「へぇ!」と何度も頷き、習ったことを熱心に確認しました。
また、自ら「足元で何か(気をつけることは)ないですか?」と積極的に質問するなど、真面目な一面も。“結界”のポーズの練習では、両手の指を絡ませる複雑な動きのため、先生から簡単なやり方も教わったものの、味方は複雑なポーズを難なくやってのけ、これには先生も「この指(の形)は完璧!」と驚きを見せました。この日教わったことを、全てすんなりこなしているように見えた味方ですが、実は…「顔だけです! 顔だけ堂々として、実はドキドキしていました。今は堂々としておかないと、みなさんが不安になっちゃうので。『あ、できそうだな』って思わせておいて、この後、家で必死に練習するという…」と告白しました。
この日は動きのほかに、呪文を言う際の声の出し方や、所作の意味なども習った味方。「一つの手の動作にしても、これが火を表現しているとか、「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。言葉だけで聞くとなかなか難しいですが、とてもわかりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました」と語りました。陰陽師の所作を習得した味方の、神主、そして陰陽師としての姿を、ぜひお楽しみに!
味方良介(水岡譲・役)コメント
初めて連続ドラマに出演することになり、新たな自分の引き出しが増えるかなと期待しています。これまで、舞台では長くても4時間ほどの時間経過だったものが、連続ドラマでは何週にも渡って役柄の人生が進んでいくと思うと、魅力的だなと感じていますし、どういう風に自分自身の体感が進んでいくのかなど、未知な部分があるので、楽しみです。
『妖怪シェアハウス』という作品はオリジナリティーに溢れていますし、言いようによっては、とてもふざけたタイトルで、ありがたいなと思ったんです。お芝居をしているとなかなかふざけることもないので、タイトルからふざけていただけると、ふざけやすいというか(笑)。
もともと僕は怖い話がとても好きなんです。稲川淳二さんの「怪談ナイト」というライブに毎年足を運んだり、寝るときも怖い話を聞いたりするくらい。妖怪は「見たいな、出会いたいな」と思っていたので、それが実現するのは嬉しいですよね。こういうポップな感じで出会えるとは思っていませんでした(笑)。
僕が演じる水岡譲という役は、とてもむず痒いキャラクターです。キメきれていないというか、決定的な瞬間を捉えきれないダサさを感じます。そのどうしようもない、母性をくすぐるところが魅力の役柄ですね。あくまでも主人公の澪がいる中で、そこにどういう風に作用できるかというのが大事なことだと思うので、僕がどう演じたいかではなく、澪の世界を、周りにいる僕らがどういう風に肉付けできるか、ということを考えながらやっていこうと思っています。ただ、水岡を囲む妖怪たちは、トリッキーな方たちが多いので、負けないように…水岡は負けっぱなしでしょうけど、気持ちの面では負けないようにしないといけないなと思っています!
今回、新人神主であり陰陽師の末裔という役柄ですが、例えば神主さんは、舞台のお祓いや年末年始のお参りで見かけることはあっても、詳しく知る機会がこれまでありませんでした。お祓いのときは頭を下げていて見えなかったところで、実はそんな儀式をやっていたんだとか、そういう意味があったんだとか、一つの手の動作にしても、これが火を表現している、とか、「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。言葉で聞くだけではなかなか難しい部分がありますが、陰陽師指導の先生にとてもわかりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました。
今のこの状況下ですが、これだけぶっ飛んで、突き抜けた作品を、家族や、友達、恋人と一緒に観て、テレビって楽しいよね、ドラマっていいよね、という憩いの時間、笑える時間にしていただければいいなと思っています。