人生には、ありとあらゆる障害物が立ちはだかります。
障害物を必死に乗り越えていく姿勢、気迫、そこでは生き様が問われます。 真正面から乗り越えるのか、脇を通り抜けるのか、他者を踏み台に乗り越えていくのか、 「障害物」の乗り越え方は千差万別です。 そこで、「スキークロス」です。 スキークロスとはフリースタイルスキーの1種で、4人の選手が同時にスタートしコース中にある障害物をクリアしながらゴールの着順を競うスポーツです。 2010年のバンクーバー五輪からオリンピックの正式競技になりました。 最初にゴールした選手が勝ちというわかりやすさ。 選手同士のせめぎ合いや駆け引きがレース中に見られるおもしろさ。 そして、時速100キロ近いスピード感。 その特性からスキークロスは「雪上の格闘技」と表現されることもあります。
日本からは男子代表として瀧澤宏臣選手、女子代表として福島のり子選手が出場します。 先日、長野県で練習中の福島のり子選手の取材にいってきました。 気温マイナス10度、猛吹雪の中、スキー場の特設コースで時速100キロ近いスピードを出す 「スピード練習」と、「スタート練習」を直接見ることができました。 猛吹雪を切り裂く福島選手の「スピード」に圧倒され、このスポーツは、「命懸けのスポーツ」であることを理解しました。 五輪では、まず予選で一人ずつ滑り、タイムトライアルが行われます。 そして、予選タイムの上位32名が次のステージに進みます。 次に32名を8組に分け、4人一組で8レースを行います。 そのレースで組の上位2名が次のステージに進みます。 これを準々決勝、準決勝と繰り返し、最後は決勝に残った4名でメダルを争います。 ですから、まずは予選で好タイムを出す必要があります。 テレビ朝日ではこの大注目の「スキークロス女子予選・決勝」をお伝えします。 予選:2月24日 午前3時20分〜4時40分 決勝:2月24日 午前5時25分〜7時50分 人生のごとく、あらゆる困難を乗り越えてゴールを目指す、「スキークロス」、是非、バンクーバー五輪で御覧になって下さい。
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