これまでの放送

2023年2月26日

今回のTVタックルは

老朽マンション住人高齢化&高齢ドライバー事故
ご長寿大国ニッポンの高齢者を悩ます問題 SP



ゲスト


■10年で倍増?「老朽マンション」
 住人高齢化でトラブル続出!


地震大国の日本。実は新耐震基準で建てられていない分譲マンションは約103万戸あるという。そして全国で築40年以上の分譲マンションは約116万戸。
2041年には、実に425万戸を超える見込みだという。
マンションコンサルタントの別所毅謙氏は、「建物が老朽化すると、直すのにお金が非常にかかり、直したくても手がつけられなくなる」というが…。


 

約30世帯が暮らしている、千葉県の築48年の分譲マンション。
外壁にできたヒビ割れにより、コンクリート内に雨水が浸入。建物の内側にまで、染み出してきているという。他にも、屋上の手すりがさびて朽ちていたり、鉄製の階段がさび、穴が空いていたり。早急の修繕対策が必要だという。
マンションの管理組合の理事長は「高齢の入居者が多く、定期的な収入が年金しかないので、修繕積立金の値上げは困難」と頭を抱えているという。



築48年、約550世帯の都内のマンションでは、60歳以上が住む世帯が半分、
後期高齢者を含む世帯だけでも35%になるという。
管理組合の副理事長によると、「マンション内を徘徊し、いたずらをするような形で他の住人に迷惑をかける行為や高齢の家族が共有部分に私物を放置したまま」などの問題もあるという。



激論テーマ

※専門家が解説!老朽マンションの現状
※築40年以上のマンションの価値は? 耐震性の問題は?
※専門家に聞く!・マンションが限界集落状態?高齢化の問題とは?
※マンション老朽化&住人の高齢化による問題を解決するためには?

■多発する高齢ドライバー事故を解決?
 自動運転の町


後を絶たない、高齢ドライバーの事故。75歳以上の免許保有者は年々増え続ける一方、免許の返納率は年々低下している。
そんな中、この問題を最先端の技術で解決しようとしている町があるという。
茨城県の西南部に位置する境町。人口約2万4000人、約3分の1が65歳以上という高齢化が進む町。



この境町は、日本で初めて公道で自動運転バスを運行している町だった。
車内は運転席がなく座席だけのシンプルな作り、時速はおよそ20kmと少し遅めだが、走るだけでなく一時停止も自動。赤信号も自動で判断し停車。
バスには8つのセンサーが付いていて、人などを感知することができるため、
誰かがバスの目の前に飛び出してきても自動で止まることが可能だという。



運行開始から2年が経っているが走行中の事故件数はいまだにゼロだという。
現在、役場や病院、銀行などを回る2つのコース合わせて1日18便が運行。
バスの運賃は無料。
利用する高齢者からは「免許を返納したけど、自動運転バスがあって助かります」「75歳になり、これを機に免許返納しようかなと思っています」などの声も…。



激論テーマ

※このシステムで高齢者の事故はゼロになる?
※高齢者の免許返納の是非&メリット・デメリット
※自動運転バスは都会&他の地域でも可能なのか?
※渋滞問題や高額な維持費はどうすれば良いのか?

■驚きの転身! 第2の人生を豊かに過ごす高齢者


「人生100年時代」とも言われる超高齢社会の日本。
第2の人生の軍資金としての「退職金」が15年ほどで約3割も減少という。
多くの人が「老後、第2の人生」に不安を抱える中、
今回TVタックルが注目したのは、
千葉県・市原市に住む大浦善博さん、68歳。



大浦さんの前職は小学校の教員。53歳で校長に就任し、60歳の定年まで勤めた。そんな元校長の大浦さんが第2の人生として目指したのは何と“役者”
学生の時に演劇部に所属し、卒業後は教師になるか、役者の道に進むか、迷ったほどだったという大浦さん。演劇愛はずっと変わらず、63歳で俳優の道へ。
今はまだエキストラだけど、役者を目指す若者たちに混ざりワークショップで芝居を学んだり、刺激にあふれた第2の人生を楽しんでいるという。



激論テーマ

※当事者が語る、現在の生活とは?
※老後の生活資金にはいくら必要?
※第2の人生を成功させるためには?理想の老後とは?
※海外の高齢者の場合、第2の人生とは?