これまでの放送

2022年3月27日

今回のTVタックルは

意外な転職・転身人生を徹底調査!?
ニッポン全国 コロナ禍の裏で頑張ってます!SP


コロナ禍の現在、働き方が改めて見直されている。リモートワークの普及により地方に暮らしながらもこれまで通り仕事ができるようにもなってきた。しかし、転身・転職をして新たな仕事を、生活を始める人々や地方に移り住む人々も増えてきているという。あえてこれまでの仕事を辞め、全く新しい仕事へ転身、転職した人たちを取材。なぜ今、転身・転職を?その時、妻は?夫は?周りの反応は?
コロナ禍、そしてこれからの日本の仕事事情とは?TVタックルで徹底討論!

■京大卒→高校の生物教師→海女に転身
 福岡県・本田藍さん(34歳)


京都大学出身の本田さんは大学院で脳細胞の研究をしたのち、28歳の時に滋賀県で高校教師となり理科を担当。しかし30歳の時に高校教師から海で素潜り漁を行う海女さんに転身。一体、どのようなきっかけで転職をすることになったのか?



福岡県宗像市、鐘崎地区は「西日本の海女発祥の地」とも呼ばれているが、近年は後継者不足となり宗像市が海女文化を継承する人材を募集していた。
古いものに携われるのは価値があると思った本田さんは迷わず応募。高校教師を辞め海女さんの世界へ。3年間の修行期間中は宗像市の嘱託職員として報酬を得ていたが去年4月、海女さんとして独り立ち、今は自らの漁獲量が収入源。



一人前の海女さんになるため日々奮闘中だという。
そんな本田さんは同じ京都大学出身の一暁さんと4年前に結婚。
しかし、本田さんが海女さんになったため、結婚後は、ほぼ一緒に暮らしていない遠距離結婚だという。



スタジオに本田夫妻が登場!
転職後の生活や収入状況を語る!
そして夫が語る、転職時の想いとは?

■市役所職員→サイダー店経営者に転身
 広島県・森本繁郎さん(45歳)


広島県の市役所に勤務し、江戸時代からの町並みが残る地区の活用業務などを担当していた森本繁郎さん。去年の3月に市役所を辞め現在の職場は広島県尾道市から船でおよそ5分、瀬戸内海に浮かぶ向島にあるという。そこはサイダーなどを製造、販売する創業92年の老舗「後藤鉱泉所」。ここの店主に転身したという。



看板商品は創業当時から作られている「マルゴサイダー」。
昭和20年代から使われている機械と50年前の瓶を使用し作られ、昔からのレシピと昔からの機械でその当時の味を再現できているという。
森本さんは、人生100年時代と言われるようになってきて、企業・会社を経営することが仕事を長く続けられることかなと転職を考えるようになり、「後藤鉱泉所」に後継者がいなくて事業を引き継ぐ人を探していることを知り、地元の人気店を守るため店を引き継ぐことを決意したという。



転職を、反対とは言わずむしろ頑張ってと応援してくれたという妻の後押しも受け森本さんは土地や建物、製造機械などを買い取り去年4月に「後藤鉱泉所」の店主となり経営者としての新たな人生をスタート。やりたいことがあるから手伝ってと言われた妹の藍さんも、医療事務を辞めて加わり、2人で店を切り盛り。
やったこと全部自分に跳ね返ってくるので、仕事が本当に楽しいと森本さんは言います。


■大手酒造メーカー営業担当部長→役者に転身
 東京都・山田直樹さん(56歳)


結婚31年目の山田直樹さん56歳。以前勤めていたのは大手酒造メーカー。
営業担当部長として、ビールやワインなど酒類全般の販売を担い、年収は約1000万円。順風満帆な人生を送っていたのだが、54歳で退職。
コロナ禍の一昨年、大手酒造メーカーの営業担当部長から、何と役者に転身。



会社が早期退職制度の対象年齢を下げ、新しい仕事をやってみようと退職を決めた。しかし、コロナ禍の影響や、就職活動がままならず、年齢の壁もあって就職活動がうまくいかなかったという。
そんなある日、目に留まったのが、俳優募集の広告。子どもの頃、役者になりたかったという山田さん、「今なら、今ならそれができる」と芸能事務所の門をたたき、役者の道を歩み始めた。



今の仕事のメインは、セリフのないドラマのエキストラ。大手酒造メーカー時代の年収は約1000万円だったが、今の収入は1回数千円のエキストラの仕事が週に何回か入って、月約3万円。現在の年収は、約36万円という。
しかし、「今までの人生経験を芝居に活かして、少しでも人の心に刺さる芝居をしたい」と山田さんは言う。



山田さんと妻・圭子さんが登場!
役者になった夫に対する想いと、
生活の変化や収入状況を語る!

■アナウンサー→割烹女将に転身
 福岡県・山下拓見さん(34歳)


去年12月に結婚。新婚ホヤホヤの奥様、山下拓見さんは2020年5月まで大分朝日放送で活躍していたアナウンサーだった。現在の職場があるのは九州屈指の繁華街、福岡市・中洲。山下さんは2年前にアナウンサーから割烹の女将に転身。
新鮮な海鮮を使った料理の数々が自慢だというこの割烹料理店、実は、山下さんの父・正士さんが55年前に創業した店。



7年前に山下さんの母が他界。もし父が倒れて店が無くなったら後悔すると思い
アナウンサー辞めようと決心。2年前、実家で女将見習いを始めた山下さん。
しかし、一昨年、起きた新型コロナウイルスの世界的な流行でそれまで賑わっていた中洲の街も一変。ゴーストタウンのように静かになってしまい、経営的に厳しい状況が続いたという。



自分が生まれ育った店、そして中州と言う街に元気がないというのはものすごく悲しく、なにかできないかなと始めたのがテラス営業。
それまで路上での営業は道路交通法で禁止されていたが、新型コロナで飲食店への規制緩和により、条件付きで営業可能となった。山下さんは他の店と一緒に福岡市と交渉。許可を得てテラスでの営業をスタート。それが話題となり、中洲に少しずつ活気が戻ってきたという。



テラス営業が成功し、中洲は活気を取り戻しつつあったそんな矢先、父・正士さんが脳梗塞で倒れ、店に立つ事が出来なくなってしまった。
幸いなことに正士さんの命に別状はなかったが急遽、山下さんが女将として店を切り盛りすることになったという。
まだまだ、慣れない部分も多く大変だけれど、父の大切な店「割烹川田」の暖簾を守りたいと山下さんは言います。



新婚の山下さん夫妻が
スタジオで転職後の現状を語る!

  • <ゲスト>  ※五十音順
  • 須田慎一郎    経済ジャーナリト
  • 神田 愛花    フリーアナウンサー
  • 石山アンジュ   一般社団法人 パブリックミーツイノベーション代表

  • ※リモート出演
  • 本田 藍・一暁 夫妻
  • 山田直樹・圭子 夫妻
  • 山下拓見・渉太 夫妻

  • ※敬称略