これまでの放送

2021年10月10日

今回のTVタックルは

コロナ禍での岸田新内閣発足!
その裏であの問題&あの業界はどうなってる
スペシャル!



今年4月に発令された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は、9月30日をもって全都道府県で解除。10月4日には岸田新内閣が発足。早期の経済回復の期待が望まれる。とはいえ、いまだ続くコロナ禍、巷では様々な問題も。
4月神奈川県の江ノ島電鉄で小学生が、勝手踏切と呼ばれる所で電車にはねられる事故が発生。勝手踏切とは一体どんな場所なのか?
新型コロナの影響で飲食店の閉店やステイホーム中の家の片づけなどで今、注目されている“リサイクル”。リユース市場は拡大し続けているという。その実情は?
また、全く違う業種からダチョウ農家に転身した夫婦が。なぜダチョウ農家に?
企業での働き方や人々の生活スタイルは変化してきているという今を徹底取材!

■住民が線路を横断する「勝手踏切」と呼ばれる場所
 全国に約1万7000カ所もあるという勝手踏切。なぜ?


神奈川県の江ノ島電鉄で4月、小学生がゴミ出しからの帰り道に、線路上で電車にはねられる事故が発生。遮断機や警報機は無く、住民が日常的に線路を横断するいわゆる「勝手踏切」と呼ばれる場所を渡り、はねられたとみられている。
国土交通省によると勝手踏切は全国には約1万7000カ所もあり、江ノ電沿線には勝手踏切が89カ所あるという。




勝手踏切がある現場に行ってみると、踏切のない所を渡る人々の姿を目撃。実は江ノ電沿線には、なぜか線路に面して玄関がある住宅が多く存在していた。そんな家に住む男性に話を聞いてみると、「ここしかないんだ、入口。この地に住んで35年くらい」と言いう。



線路を渡った先の住宅地から七里ヶ浜駅に向かうには、勝手踏切を渡って向かうと2分もかからずに駅に到着する。この勝手踏切を渡らず駅に向かうと階段を上り住宅街を抜け、海岸方面に向かい踏切を渡りようやく駅に到着。その時間は15分以上に。そのため住民にとって必要な生活道路で、線路を渡らざるをえないのだという。さらに線路脇にはゴミの集積場も。



住民にとっては必要だという“勝手踏切”
なぜ住宅と隣接する構造になってしまったのか?
事故を防ぐ解決策はあるのか?

■コロナ禍の中、今注目されている“リサイクル”
 規模が拡大し続けているその業界の実情を徹底取材!


飲食店の閉店や、ステイホーム中の家の片づけなどで今、注目されている“リサイクル“。リユース市場は拡大し続け、来年には3兆円規模となる見込みだという。
不要品などを買い取る会社『出張買取24時』の松井氏は「コロナ以前よりはやっぱり2割3割くらいは多い」といいます。倉庫の中を見せてもらうと、厨房機器やラーメン店の券売機。マッサージチェアに真新しい家庭用冷蔵庫。未開封の75型大型テレビまであった。



買い取りの現場に同行させてもらい、向かったのは和食料理店。今までは夜の営業のみだったが、昼の営業に切り替えるため、不要品を買い取って欲しいという。
2010年製のドリンク用冷蔵庫。出張買取24時では基本的に家具、家電、5年以上過ぎると有料引き取りになる。しかし、この冷蔵庫は少し古いが、まだ人気があるといい2万円で買い取ることに。他に訪れたところでは、ドライヤーや食器、コンロ、介護用ベッドなど、未使用や未開封品の数々、全12品も。



買い取り品は、市場(いちば)と呼ばれるオークション会場に持ち込まれ、リサイクルショップが仕入れ、販売していく。会場には様々な商品が並べられ、いよいよオークションがスタートすると、凄まじい勢いで、買い取られていった。



様々な形で業績を伸ばしているリユース業界。
買い取りの専門家が、コロナ禍での現状をスタジオで語る!

■新型コロナの影響で働き方や生活スタイルは変化
 ダチョウ農家に転身した元鳶職。その魅力と現状とは?


3人のお子さんをもつ瀧澤さんは、今年鳶職からダチョウ農家に転身。きっかけは子どもたちに見せようとダチョウ農家に行った際に、ダチョウは食べることができ、人気があると知ったという。肉のおいしさに魅了された瀧澤さんは、鳶職の傍らお小遣い稼ぎになればと3年前に親鳥のダチョウを7羽購入し飼育をスタート。



やがて親鳥が産んだ卵を専用の装置でふ化させ繁殖させることに成功。そして生まれたダチョウを1年ほど飼育し出荷が可能となった2020年、コロナの影響で東京や大阪の飲食店が緊急事態宣言による休業。ダチョウの肉の注文がストップに。肉があまり始め、倒産するダチョウ生産農家も。しかし、瀧澤さんは倒産した生産業者に残されたダチョウを60羽買いとりダチョウ農家になることを決意。
現在はダチョウ農家を成功させるため奥様と一緒に約3000坪の敷地で160羽のダチョウの飼育をしているという。



瀧澤さんは「ダチョウの数も増えて、鳶職とダチョウ農家の二つは出来ないなと考え、ここまできたらダチョウ農家で日本一になろうと」と決意したといいます。
ダチョウは繁殖率がよく1羽のメスから1年半で60個ぐらい卵を産むから効率がよく、生まれてから3カ月までを毎日、丁寧に飼育をすれば、あとは成長も早く楽だという。現在は直営店販売やふるさと納税に出して注文がきているという。



様々な形で業績を伸ばしているリユース業界。
買い取りの専門家が、コロナ禍での現状をスタジオで語る!



  • <ゲスト>
  • 東国原英夫
  • 須田慎一郎   経済ジャーナリスト
  • 神田愛花
  • 梅原淳     鉄道ジャーナリスト
  • 松井次郎    出張買取24時

  • ※リモート出演
  • 瀧澤直之    ダチョウ農家
  • 瀧澤あゆみ

  • ※敬称略