これまでの放送

2021年8月1日

今回のTVタックルは

東京オリンピックの裏で感染拡大も…打つ手なし?

ワクチン接種が進んだ国のその後を緊急取材SP



東京オリンピックも後半戦に突入!
日本選手のメダルラッシュが続く一方
新型コロナの感染が過去最悪のペースで急拡大
政府は緊急事態宣言の対象地域に埼玉・千葉・神奈川の首都圏3県と大阪を加えることを決定した。
しかし、東京では緊急事態宣言の効果が一向に見えず、もはや感染拡大を食い止める手立ては、ワクチン接種が行き渡るのを待つしかないのか?
ビートたけしや辛口論客が徹底討論!!


メダルラッシュの裏で予想を上回る感染急拡大


■バブルのはずが…選手村で感染者相次ぐ



連日熱戦が繰り広げられているオリンピックだが、バブル方式で守られ安全だといわれていた選手村で新型コロナに感染する選手が相次ぎ、新型コロナの感染によって出場機会が奪われるという事態が起きている



■緊急事態宣言も効果なし…東京で予想を上回る感染急拡大



そして深刻なのが、オリンピックを開催する東京都だ。
1日の新規感染者が過去最多を大幅に更新。急増する感染者に医療現場のひっ迫も懸念されている


海外緊急取材 ワクチン接種が進んだ国のその後は?


現在、感染拡大に歯止めがかからず、もはやワクチン接種の他に打つ手なしの状態が続いている日本の新型コロナ対策。
では、日本よりもワクチン接種が進んでいる国々の現状はどうなっているのか?ワクチン接種が早いペースで進んだ国のその後を緊急取材!


■イギリス



すでに国民の70%近くが少なくとも1回の接種を済ませているイギリス。
だが、デルタ株によって6月から急速な感染再拡大が続き、7月の新規感染者は、1日あたり5万人を超える日もあり未だ2万人以上の日が続く。
一方、新型コロナによる1日の死者数は、今年多い時で1826人だったのが7月26日には14人に。
4万人ほどだった入院者数も現在、およそ5000人と大幅に減少。



そんな中、イギリス政府は「大規模イベント再開に向けた実証実験」としサッカーヨーロッパ選手権の決勝戦で6万人を超える観客をスタジアムに入れることを許可。入場の条件として、ワクチン接種などを求めたがマスクの着用は義務づけなかった。



さらに7月19日、マスクの着用やソーシャルディスタンスの義務を解除するなど新型コロナによる規制のほとんどを解除。
ジョンソン首相は「法的規制を撤廃し、国民自らが感染対策を決められるようにします」と語っている。



■アメリカ



国民のおよそ57%が、少なくとも1回のワクチン接種を済ませているアメリカ。だがここでもデルタ株により再び感染者数が増加傾向に転じている。



CDC・アメリカ疾病対策センターのデータよると特に南部や隣接する中西部の一部で増加傾向が著しいと報告され、感染者数が増加している地域の多くでは接種率が40%ほどに留まっている。



さらに、ワクチンに対しての真偽不明の情報を信じる人や政治的な理由から接種を“希望する人”と“希望しない人”の二極化が起きているという。


■アメリカ ハワイ


アメリカでも世界有数のリゾート地ハワイは、少なくとも1回のワクチン接種を済ませている人がおよそ70%と高い水準になっており、1日の新規感染者数も現在は300人以下と感染が落ち着いている
そんな中ハワイ州は、7月8日からワクチン接種をしたことを証明するワクチンパスポートを所持しているアメリカ本土からの渡航者に対する隔離事前検査を免除。



1年ほど前はガラガラだったビーチやショッピングセンターも多くの観光客で活気を取り戻している。



■イスラエル



去年12月からいち早くワクチン接種を進め、レストランやイベントの人数制限解除や屋内でのマスク着用義務撤廃など、様々な規制解除を進めてきたイスラエル。
1月のピーク時には1万人を超えていた感染者も、5月には1日1桁台にまで抑え込んでいた。



しかし、ここにきて感染者が急増。屋内でのマスク着用義務を復活させたが7月には1日の感染者が2000人以上にまで増加してきている。 その理由の1つとみられているのがデルタ株に対するワクチンの効果だ。イスラエルの保健省はファイザー製ワクチンのデルタ株に対しての予防効果は39%しかないと発表。



これ以上の感染拡大に歯止めをかけようと一部のリスクの高い人に対し、通常2回の接種を3回に増やす「ブースター接種」に踏み切る。


■インドネシア



ワクチン接種が進んでいる国がある一方、少なくても1回のワクチン接種を済ませている人がおよそ17%と低い水準にとどまっているインドネシアでは感染拡大が深刻な事態となっている。



1日の新規感染者は多い日で5万5000人超え、死者も2000人を超える日もあるが、感染急拡大の一因は連休で多くの人が一気に移動したこととデルタ株の流行が重なった事だといわれている。



そんなインドネシアでは、医療現場は危機的状況に陥り、治療用の酸素ボンベですら患者の家族らが自力で調達しなければならないほどだという。日本もこれからお盆の帰省シーズンを迎えるが大丈夫なのだろうか?



海外の状況を見ると、ワクチン接種が進んでも様々な課題が見られるようだが、今後ワクチン接種が進めば日本は感染拡大を抑え込めるのか?


  • <ゲスト>   ※五十音順
  • 加藤 哲朗   日比谷クリニック副院長
  • 須田亜香里   SKE48
  • 東国原英夫   
  • ひろゆき    2ちゃんねる開設者


  • ※敬称略