これまでの放送

2020年8月30日

今回のTVタックルは

withコロナで今年の夏はどうなった?
風評被害の屋形船は今?&
感染拡大・医療崩壊?沖縄の現状SP



政府は7月末、クラスターが発生し感染経路の追跡が困難な場合、関係者の同意なく店舗名などを公表できると通知した。「店名公表は風評被害が続出し閉店に追い込まれる」などと不満の声が続出。以前、そんな風評被害を受けた屋形船業界。発生当初は連日報道されキャンセルが続出、損失は1億円を超えたという。その後、屋形船業界はどうなっているのか?スタジオで風評被害の現状を激白!
また、お盆シーズンの各地の観光地の様子は?そして独自の緊急事態宣言を出し、連日感染者数増大という沖縄はどうなっているのか?
そして、海外の夏休みはどうなってる?規制緩和が進む観光地の現状を徹底取材。


■ 風評被害の屋形船は今?

今年1月、新年会に参加した客や従業員、合わせて11人が感染、都内初のクラスター発生場所とされた「屋形船」業界。その後、感染者が出ていないというのにもかかわらず、誹謗中傷の電話や脅迫状が届くなど、風評被害を受けることに。
屋形船は、座敷が備えられた船内で、揚げたての天ぷら、刺身などの食事で宴会を楽しむ夏の風物詩。そんな「屋形船」の現状は、どうなっているのか?訪ねたのは、創業100年を超える船宿「釣新(つりしん)」。社長の鈴木一男さんに話をうかがうと…



4月・5月は運行回数ゼロだったという。船が出なければ、収入もゼロ。船の維持費や人件費など、固定費がかさんでいったといいます。半年間徹底しているという、感染防止対策を見せてもらうと、乗船定員はこれまでの半分に設定。人数に応じて、座席のレイアウトを組み替え、密にならない工夫をしているというが、客足は戻らず、売り上げは以前の10%にも届かないという。お試し価格として40分・2千円で体験コースをスタートさせたというが…。



様々な方法で信頼回復を計っているというが…
夏の風物詩「屋形船」は、どうなってしまうのか?


■ 新型コロナウイルスで世界の夏は大混乱!?
  再び感染拡大が懸念されるヨーロッパの国々を緊急取材!
  スペイン・イギリスの今…


観光業が国内総生産のおよそ12%を占めるスペインでは…
現状を伝えてくれるのは、バルセロナ在住の観光ガイド・宮本さんとMIYAさん。
新型コロナウイルスには関係なく、ほとんどの人達が夏のバカンスを取っているというスペイン。
今年はツーリストが少ないから、街にいるのは、ほとんど地元の人達という。



スペインが誇る天才建築家・アントニオ・ガウディが手がけた世界遺産、サグラダ・ファミリア。以前は、国内外から、多くの観光客がつめかけていたのだが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月に閉鎖。そして7月4日、およそ110日ぶりに再開された。
人は少なく、礼拝堂の椅子は… ひとつの椅子に1人しか座れない。



数々のモザイク装飾が楽しめ、丘の上からバルセロナの街並みが一望できるグエル公園。マスクは必ず着用。日本だったら驚くかもしれないが、トイレに行ったらいつもよりキレイに手を洗ってくださいの看板も。



7月24日からは、スーパーや小売店などでのマスクの着用が義務化。その一方で、新型コロナウイルスにより打撃を受けた外食産業を支援するため、飲食代の50%を政府が補助するキャンペーンが始まったという。



店の入り口でQRコードを読むと、住所や電話番号を入れるページにつながり、何かあった場合に追跡ができるような形になっているという。これは政府のルールでどこのレストランでも同じようなシステムが取られているという。



ウェストミンスター宮殿とビッグ・ベン。真ん中に青い線が引いてあり一方通行になっておりブルーのラインの左側を歩くというコロナ対策。この橋だけではなく他の観光地にも線が引いてあり、人が密にならないよう工夫が街の様々な所でされているという。



■ この夏、感染者が急増した沖縄
  自粛か?経済か?どちらを優先すればいいのか?

5月に緊急事態宣言が解除されてから、およそ2カ月間、感染者はゼロだった沖縄県。
ところが、7月下旬から爆発的に増加。そのため7月31日、県独自の緊急事態宣言を発出。期間も、途中で延長したが、現状は…



多くの人々でにぎわう国際通りは、例年のおよそ1割程度だったというのは、国際通り側の商店街で、親子3代に渡って郷土菓子屋を営む、外間有里社長。この商店街は観光客が多く来ていたという理由から『感染するリスクがあるんじゃないか?』っていうイメージを持たれて地元の方に敬遠されているのではと。沖縄県が提供する感染防止対策の宣言ステッカーを目に見える形で、感染防止対策をしていますと、街全体として前向きなイメージを作っていきたいと外間さんはいう。



北部の名護市で、観光ガイドをしている小林さんによると、美ら海水族館など、多くの観光客が集まる施設も緊急事態宣言により休館となっているとの事。自身も、観光客をガイドできないため、収入が激減しているという。近所の名護市民ビーチでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、いつもは車でいっぱいの駐車場は封鎖。この日、名護市のビーチには、観光客の姿はなかった。



沖縄は、このまま自粛すべきなのか?
それとも、経済を優先すべきなのか?
沖縄にも暮らす田中律子、観光ガイドの小林政文さんが、スタジオで現状を訴える



  • <ゲスト> ※五十音順
  • 久住英二    ナビタスクリニック理事長/内科医
  • 小林政文    ネイチャーガイド
  • 鈴木一男    船宿 釣新代表取締役
  • 田中律子
  • トラウデン直美
  • 東国原英夫

  • ※敬称略