これまでの放送

2020年8月2日

今回のTVタックルは

新型コロナウイルスと過ごす夏!
困惑するあの業界・あの行楽地は今?
当事者が激白SP



新型コロナウイルスとの共存生活の夏。経済ダメージは途絶えることのない波紋のように日本全体に広がる。そんななか、この時期ならではの業界が危機的状況になっている。夏の風物詩、「花火大会」が全国各地で相次いで中止。このままいけば日本の伝統とも言える打上げ花火の技術が途絶える可能もあると言う。これから花火業界はどうすればいいのか?
新型コロナの影響で江ノ島や湘南など神奈川県内の海水浴場は閉鎖、海の家等も閉鎖。しかしライフセーバーなどがいない海は危険!当事者がスタジオで現状を語る!
また、海外の観光地は今どうなっている?アメリカ・イタリア・中国を緊急取材!


■コロナで破綻続出?
 知られざる花火業界の意外な現状とは…


6月1日、全国各地で花火業界の有志がコロナ退散を願い非公開で5分間花火を打ち上げた。そんな花火業界は今、コロナのダメージにより危機的状況だという。
毎年全国各地で多く行われる花火大会が今年はほぼ中止に。



日本煙火協会会長の磯谷氏によれば、「ここまで落ち込むのは初。廃業に追い込まれるところも」。愛知県岡崎市の磯谷煙火店は4月下旬から休業。昨秋から生産してきた花火10トンが倉庫には眠るという。花火産業の市場規模の試算は約200億円。この9割ほどが失われたという。



日本の伝統、打ち上げ花火の技術が途絶える可能も
これから花火業界はどうすれば?当事者がスタジオで語る!


■新型コロナウイルスで世界の夏は大混乱!?
 世界各地の観光地の現状は? イタリア・中国・アメリカの今…


withコロナの夏。規制緩和が始まるとともに感染拡大が懸念されている。
世界のリゾート地やビーチの現状は? そんな世界の観光地を徹底検証。



経済の回復に力を注いでいるイタリアでは…
現地を案内してくれたのは、ローマ公認ガイドを25年以上務める竹内みどりさん。
イタリアは、6月の前半から学校が休みになり、それから3月間の長い夏休みがあり、それにしたがって親もバカンスに行くという。
徐々に観光客が戻りつつあるローマ。ローマを代表する観光スポット・コロッセオでは「観光客への検温」「マスクの着用とソーシャルディスタンス」などが書かれた看板が施設の再開とともに設置されたという。



サンタ・マリア・イン・コスメディン教会にある“真実の口”。以前は、並んでから真実の口にたどり着くまでに、1時間を要することもあったが現在は、ほとんど並ばずに入場できる状況だという。入場にはマスクの着用が義務付けられている。
“トレビの泉”でも新型コロナ前と比べると非常に少ないという。コインを投げる為に、以前は泉のすぐそばまで降りられるようになっていたが、現在は密を避け、下には降りられず近づけないようになっているという。



ローマ近郊のビーチでは、例年よりも人出は少ないと思うが、結構賑わっていた。
けっこう密にも思えるビーチの感染対策は、パラソル間の距離が5mという決まりがあり、家族ならそのパラソルのところに集まっても良いという。
ビーチの入り口には、「マスク着用の推奨」や「集団でのスポーツの禁止」などの規則が書かれた看板が設置されている。



新型コロナウイルスの危機を乗り越えたという中国では…
案内してくれたのは、上海で不動産関係の仕事をしている松田一輝(かずき)さん。
上海の規制はゆるくはなっており、街中ではマスクを100%着けなければいけない義務はないという。ただ、地下鉄に乗るときにはマスクをしないと乗車できないという。



上海の有名観光地、豫園商城(よえんしょうじょう)。
美しい庭園・豫園に隣接し、土産を買ったり、グルメを楽しめるここは、コロナ禍では、営業を休止していたのだが、現在は、かなり混んでいる。フードコートでは飲食店はみんなマスクつけているが、中にはマスクを着けていない店もちらほら。



ビーチには毎年たくさんの海水浴客が訪れている青島(チンタオ)。
人は徐々に増えてきているという。海水浴場入口の看板には注意書きがあり、海水浴場に入る際は右のQRコードを登録しなければならない。登録した人物の感染の有無が分かるようになっているという。もちろんマスク着用の義務はあるのだが、マスク着用している人はほとんどいない。ビーチでは顔全体に日焼け防止のマスク、仮面をしているマスクマンの姿も…。



アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスでは…
今年5月、白人の警官が、黒人男性を死亡させた事件をめぐり、大規模な抗議デモが発生。一部のデモ隊が暴徒化。多くの店舗で、略奪が起きた。あれから約2ヶ月。
現状を伝えてくれるのは、プライベートツアーのガイドをしている宮本愛さん。
今は落ち着き、デモも行なっていないとのことで暴動自体はなくなったという。



ロサンゼルスから南へおよそ60キロのハンティントンビーチ。
以前ビーチの閉鎖を巡って市民が大反発したビーチの現状を伝えてくれるのは、ロサンゼルス在住のネイリスト・ブリトニー・トウキョウさん。そのハンティントンビーチは多くの海水浴客で賑わっていた。みんなソーシャルディスタンスをあまり気にしないで、歩いて、マスクもそんなにしていない様子。



“急がれるワクチンの開発” 実用化はいつになるのか!?
日常生活をとりもどすための新型コロナのワクチンは、果たしていつできる?


■コロナと過ごす夏!あの迷惑海水浴客続出の海水浴場は今?
 神奈川発!海水浴場開設中止問題。


喧嘩、大音量の音楽など迷惑行為が相次いだ湘南の海水浴場。今年はコロナの影響で江ノ島や湘南など神奈川県内25の海水浴場は閉鎖することに。しかし、鎌倉の由比ヶ浜海水浴場の浜辺では、夏を楽しむ人、沖では、サーフィンを楽しむ人たちが…。


由比ヶ浜の海の家を管理している増田氏は 「海岸には自由使用の原則があっていくら閉鎖しても海に入ることを禁止できず、自粛をお願いするしかない」という。



しかし様々な問題が!
問題(1)「監視問題」ライフセーバーがいない海は危険。そこで由比ヶ浜は海水浴場が閉鎖されているにも関わらず、ライフセーバーや警備員が見回りをせざるを得ない状況に。ドローンも飛ばし監視もしているという。



問題(2)「サーファーと海水浴客混在問題」
海水浴場が開設されて入ればサーファーが入れる時間は決まっているが今年は明確な規制が無い。事故が起きる危険性が大きいという。



問題(3)「海の家閉鎖 補償問題」
通常なら毎年、ここに20数軒の海の家が建てられるのだが、海岸法や条例により、海水浴場が開設されないと作ることはできないという。そのため、今年は建てることができないのだ。増田氏によると海の家が専業の方は今期の収入はゼロだという。県からの補償もないという。海の家を管理する増田氏がスタジオで現状を激白!





  • <ゲスト> ※五十音順
  • クレイ勇輝   アーティスト
  • 河野晴行    日本煙火協会専務理事
  • 須田慎一郎   ジャーナリスト
  • 橋口いくよ   作家
  • 東国原英夫
  • 増田元秀    神奈川県海水浴場組合連合会副会長

  • ※敬称略