今回のTVタックルは

年の瀬にも関わらず迷惑行為が続出！
ニッポン全国 巷の大問題SP

身近な場所でおきている様々な問題！
全国的に多数存在する空き家。この空き家にともなう様々なトラブルも多発しているという。
インバウンドによる外国人観光客が引き起こすトラブル。となりの敷地から飛び出した木々の枝・枯葉などのご近所問題など、年の瀬になっても巷では様々な大問題が！どこが危ないのか？解決策は？
TVタックル独自の目線で徹底調査！徹底討論！

■ 八王子発！ 道路はみだし通行の邪魔。迷惑なご神木問題！？

東京・八王子にある学問の神様・菅原道真をまつる歴史ある神社。
この神社のご神木が境内から大きくはみ出し、近隣住民から迷惑で危険と苦情が殺到しているという。
衛星写真で見ると、神社を囲む4つの道路全てが樹木に覆われてしまっていることがわかる。

信号や止まれの道路標識に木の枝がかかっていて読みにくい状態のものも。
さらに、伸びた枝が下がり通行する車と接触してしまい、落下した枝も通行の妨げになることもあり危険性があるという。

住民130人で作る「越境樹木被害者の会」は、神社側にはみ出した木の枝切りを要望しているが、宮司は“ご神木なので伐採できない”と聞く耳を持たないという。
それどころか、昔は1本しかなかった“ご神木”が、今は境内にある木の全てがご神木であると言っているという。

住民側の要請を受けた八王子市と国土交通省の道路連絡事務所は、これまで11回の行政指導を行ったが、問題解消には至っていない。
八王子市によると、ご神木の所有者は神社側にあるため勝手に剪定することができないという。

宮司に直撃取材を試みる番組スタッフ。果たして…
“迷惑なご神木”問題。解決する方法はないのか！？
スタジオで専門家を交え徹底討論！

■ 埼玉発！住民も迷惑！いつ朽ちてもおかしくない空き家問題！？

高齢化社会により今後増え続けると予想される空き家。
総務省調査によると全国の空き家数は約820万戸、全住宅の7戸に1戸が空き家という。
そんな中、埼玉県さいたま市に建つ半分朽ちた2階建ての1軒家の空き家。
道路にはみ出しており、道幅が狭くなり事故の危険性も…。
居住者は無く、崩れ落ちそうな状態なので、自治体が8年前フェンスを設置。
家の周りには放置自転車やゴミが散乱しており近隣住民たちは火事が起こったり、地震の際の倒壊が不安だという。

実際に家の様子を見てみると、かなり傷んでいる状態だった。
不動産の専門家によると、この土地の資産価値は数億はする金額だという。
状況を知るべく周辺で聞き込みをすると、近くにこの空き家の相続人の一人が住んでいるという。
番組スタッフが訪ねてみたが、返答はなかった。

さらに、近所で聞き込みを続けると、何とこの空き家には60数人の相続人がいるという。
空き家の名義人が亡くなった際にきちんと相続登記がされないまま、長い年月が過ぎ法定相続人が増えていったという。

空き家を壊して、土地を売買するには相続人全員の同意が必要になるとの事。
さいたま市に今後の対応策を聞いてみると、詳しくは答えることはできないが…
相続人の方々と交渉はしているという。

このような空き家を撤去する方法はないのか？
家が崩れて事故が起こった場合の法的処置は？
全国にも多数存在するこのような空き家問題！
どうすればいいのか？

■京都発！ついに罰金！舞妓パパラッチ問題のその後

以前、番組でも取り上げた舞妓パパラッチ問題。
いまだに外国人観光客の舞妓さんを無断撮影する問題は日々悪化しているという。
舞妓さんによると“腕を組まれたり、付きまとわれたり”などの被害を受けていると言う。
この問題に対し町の協議会の太田氏は「観光客お断り！祇園は観光地ではない」と言う。

そんな中、先日ついに祇園町南側地区まちづくり協議会は、「私道での撮影を禁止する高札やポスターを設置」（無許可撮影で罰金1万円）。
撮影禁止に法的拘束力はないう。現状を取材してみると…

太田氏によると、少しは効果は出ているとの事。
看板はあくまでも抑止力との事で実際に罰金徴収されたケースはまだないと言う。
京都市は英語と中国語を話せる監視員を巡回させ注意を促している。
さらに外国人観光客に対しスマホを無料で貸し出し、祇園に近づくとマナー情報の自動受信など様々な対策も取られ始めたが、その効果は…？

市と街が一丸となって取り組んでいる外国人観光客問題！
一体、祇園の街はどうなっていくのか？

• ＜ゲスト＞※五十音順
• 犬山紙子　　　　エッセイスト コラムニスト
• 江川達也　　　　漫画家
• 河野栄一　　　　不動産鑑定士
• 菅野朋子　　　　弁護士
• 杉村太蔵
• 中井治郎　　　　社会学者


• ※敬称略