これまでの放送

2019年7月21日

今回のTVタックルは

登山道崩壊で大混乱!?
無謀登山客に野口健が大激怒!
令和元年富士山の大問題 SP



2013年世界文化遺産に登録後、ひと夏平均で約25万人もの登山者が訪れる富士山。
しかし登山者のマナー違反やモラル低下による大問題が!



夏山シーズン到来!
富士山の迷惑登山者の実態&登山者多すぎ問題!
さらに入山料徴収の拡大の是非を徹底討論。


富士山の大問題(1) 登山道通行止め問題

7月1日、山開きを迎えた富士山。
世界文化遺産登録後に外国人観光客が急増、そんな彼らの目的は富士山山頂での“ご来光”
ところが今年はある異例の事態が…。



8.5合目から山頂までの登山道が通行止め!
山梨県側の“吉田ルート”と静岡県側の“須走ルート”の合流地点、頂上へ続く登山道にバリケードが設置されていた。



実は、去年9月の台風の影響で頂上手前にある神社の石積みが崩落。
復旧工事を行っていたが、開山日には間に合わず、静岡・山梨両県により通行止めとされていたのだ。
多くの外国人登山者は8.5合目にある山小屋の前でご来光の瞬間を待っていたのだが…
なんとフランス人の登山者が通行止めのバリケードを突破!



結局、警備員に注意され、しぶしぶ戻ってきた。

他にも、落石を誘発しかねない登山道の外に出てご来光を見る外国人登山者や、閉鎖されている下山道を逆行するマナー違反も続出!



山梨県はこの遅れについて6月中旬の積雪の影響で、工事の着工が遅れたためと説明。(7月9日に通行止め解除)



これに対し、都留文科大学特任教授・渡辺氏は、国と県の管理責任のあいまいさが招いた結果だと指摘。

登山道崩壊で“通行止め”にした行政の対応について、世界の山を知るスペシャリストたちが徹底討論!



富士山の大問題(2) 外国人が殺到!“カオス”と化す5合目の実態!



登山者の約7割が利用する「吉田ルート5合目」の登山口。
バスターミナルがあるこの場所には多くの外国人観光客が訪れる。



ところが、道路の真ん中に座り込んであちこちで写真撮影!
といったルール違反が続出!まさにテーマパーク状態と化している。


富士山の大問題(3) モラルの低い危険な登山者



サンダルで登山する外国人や歩きタバコで登山、凧揚げしている外国人も発見!

 

さらに今年5月には、閉鎖されている富士山8合目で、20代男性が「疲れて動けない」と救助要請。

 

山梨県警の山岳遭難救助隊が現場を捜索をするも、男性の姿はなく、やむなく下山した救助隊を待っていたのは…

 

「都内の自宅に着きました」
という驚きの電話だった。


これにアルピニスト・野口健が激怒!
「安易な救助要請が増えている。有料化を検討すべき」と訴えた!その一方…
日本勤労者山岳連盟事務局長・川嶋高志氏は「有料化によって救助要請をためらう原因になってしまう」と大反論!



救助有料化の是非について徹底討論!



富士山の大問題(4) どこもかしこも大混雑!登山者多すぎ問題



富士山のピーク時の登山者数は1日約7600人!
“ご来光渋滞”が夏の風物詩と言われるほどの混雑ぶりに、山小屋の数が追い付いていないという指摘も…。



そんな登山者の増加を背景に2014年から導入されたのが、いわゆる“入山料”。
山梨・静岡両県で、任意で1人1000円を徴収しているのだが、支払うのは半数程度。



そこで徴収率をアップさせるために、今年山梨県では、
5合目と6合目の間に基準点を設け登山者に限らず、基準点より先に立ち入る全ての人に拡大し入山料を任意で徴収。

6合目に新たな入山料受付所を設置した他、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済も可能に。



入山料の対象拡大 その是非は?
登山者多すぎ問題どうする?スタジオ徹底討論!



  • <ゲスト>
  • 東国原英夫

  • 野口 健    アルピニスト
  • 南谷真鈴    7大陸最高峰日本人最年少登頂記録保持者

  • 橋口いくよ   作家

  • 渡辺豊博    都留文科大学 特任教授
  • 川嶋高志    日本勤労者山岳連盟 事務局長

  • ※敬称略