南国の日差しをいっぱいに浴びながら
列車はアヌラーダプラを目指します

車内で出会った 仲むつまじい家族
実は コロンボにある小児科専門の病院からの
帰りなのだそうです

赤ちゃんの具合が悪いので 見て貰ったけど
おかげさまでよくなったわ と安心したお母さん

よかったですね

窓際の席のおばあちゃん
何か口元の様子が怪しくないですか

おばあちゃんが手に持っているのは ビンロウの実
これを薄く切って キンマという植物の葉っぱで
くるみます

そして 口にふくんでガムのように噛む習慣が
スリランカにはあるんです

聞くところによれば
このあと真っ赤なツバをぺっと吐くはずなんですが
おばあちゃんは恥ずかしがって やってくれませんでした