町を見下ろす丘の上に建つ
世界遺産・パンノンハルマ修道院

初代国王・イシュトヴァーン1世の父である
ゲーザ公により10世紀末に創設されました

中央アジアから移住した騎馬民族の長であったゲーザ公は
ヨーロッパで生き抜くため
民族をキリスト教へ改宗することを決意
プラハから修道士を呼びよせました

ゲーザ公の息子・ヴァイクはこの地で洗礼を受け
イシュトヴァーンへと改名
西暦1000年にキリスト教国家・ハンガリーを建国しました

しかし民族古来の宗教を信じる勢力との争いも
続いたと言われます

図書館にはおよそ40万冊の書物が納められています
最古のハンガリー語の文献を含む貴重な資料は
異民族の襲来の際、修道士が他へ隠し守ってきました

1000年の間聖なる丘の上にたたずむ建国の礎です

パンノンハルマ駅からジュールへの旅を続けます