P&G presents
松岡修造の今こそ!
ありがとう宣言
企画概要
医療従事者や生活を支えてくれる人々への「ありがとう」が溢れている中、
スポーツ選手たちも「ありがとう」の思いを胸に、前へ進み始めました。
トップアスリートたちの「ありがとう」にまつわるエピソードを
7週連続の特別コーナーとして松岡修造さんとともにお伝えします。
「モチベーションを支える“コーチ 兼 友人”」 瀬戸大也さん

2020年08月30日 放送
2019年7月の世界水泳で日本人初の個人メドレー2冠に輝き、東京オリンピック内定を決めた日本のエース・瀬戸大也さん。
そんな大也さんが「ありがとう」を伝えたい人物、それはコーチの浦瑠一朗さん。
瀬戸さんの中学・高校時代のチームメイトであり、なんと水泳の指導経験はゼロで今春までサラリーマンをしていたそうです。
日本のエースとして出場する予定だった東京オリンピックの延期が決定し、
引退の考えもよぎるほどにモチベーションが低下した際には過去をよく知る元チームメイトとして支えました。
かつて瀬戸さんがロンドンオリンピック出場を逃したときに、落ち込んでいる姿をチームメイトとして間近で見ていた浦さん。
失意の底から這い上がる当時の姿を知る浦さんだからこそ今回の挫折からの復活も確信し、ポジティブな言葉で瀬戸さんをサポートしています!
二人三脚で長年想い描いていた夢の実現へ…
コーチでもあり、友人でもある浦さんへの「ありがとう」を胸に東京の大舞台に挑みます。「最大のピンチを救った母の言葉」 石川佳純さん

2020年08月23日 放送
東京五輪を集大成と見据える石川佳純さん。
ありがとうを伝えたい人物、それはお母さん。
元実業団の選手で、佳純さんに1番最初に卓球を教えた人です。
佳純さんが成長すると、日本中、更には海外までついて行き熱心にサポート。
そして、佳純さんが日本代表入りを果たすとナショナルチームのコーチにも就任しました。
お母さんの教えの中で、佳純さんが大切にしていることがあります。
「あきらめないこと。」
その教えを守り、世界の舞台へと羽ばたいていきました。
2012年ロンドン五輪と2016年リオ五輪連続でメダルを獲得。
ところが2019年。東京五輪を目指す佳純さんに卓球人生最大のピンチが!
崖っぷちの状況を救ってくれたのは、やはりお母さん。
追い込まれた佳純さんにかけたのは、意外な言葉でした。
「いいじゃない。思い切ってやりなよ。」
いつも厳しい声をかけられていた佳純さんは予想外の言葉に戸惑いました。
しかし気持ちは軽くなり、気持ちが落ち着いた状態で東京五輪をかけた大一番に臨めたと言います。
これは20年の競技生活に寄り添ってきたお母さんの言葉があったからこそ。
結果は見事勝利。3大会目の切符を手にしたのです。
来年の東京オリンピックでは、笑顔で終われるように後悔のないプレーで「ありがとう」を伝えます。「最高の環境を作ってくれた“家族の力”」 野口啓代さん

2020年08月16日 放送
2019年のスポーツクライミング世界選手権で銀メダルを獲得し、東京オリンピックへの切符を手にした野口啓代さん。
そんな啓代さんが「ありがとう」を伝えたい人物、それは父親の健司さん。
18年前、牧場を経営していた健司さんは、まだ中学生だった啓代さんのために、牛舎を改造し、クライミングの屋内練習場を作成!
当時は日本にほとんど練習施設はなく、そのほとんどは独学による手作りによるものでした。
啓代さんは、自宅での練習場があったからこそ、4度のワールドカップ年間総合優勝を飾るなど、世界のトップクラスの選手に成長。
そして、スポーツクライミングは東京オリンピック正式競技に決定しました。
そこで更に父・健司さんは、スポンサーなどの協力も借りて、実家の敷地内に練習場を新設!
元々あった牛舎の練習場は高さ4mほどでしたが、新しい練習場は、なんとその3倍以上・最大15mの壁まで作ったのです!
通常、この高さの壁は屋外に作られますが、野口家の壁は完全屋内!
この施設があったおかげで、啓代さんはステイホームしながら、東京オリンピックに向けて練習が出来ています。
最高の環境を作ってくれた父・健司さんへの「ありがとう」を胸に1年後の大舞台へ。「代表内定の裏にあった“兄弟愛”」 服部勇馬さん

2020年08月09日 放送
2019年9月、50万人を超える観衆の中行われたマラソン代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」
この一発勝負で見事代表内定を獲得したのが、服部勇馬さん。
そんな勇馬さんがありがとうを伝えたいのが、4歳年下の弟・風馬さん。
4人兄弟の服部家の中で長男の勇馬さんは、建設会社の家業を継ぐか陸上の道を続けるか悩んでいました。
そんな時、三男の風馬さんが家業を継ぐことを決意します。
高校卒業後すぐに会社に入った風馬さんですが、実は兄の背中を追って箱根駅伝で走るという夢を持っていました。
しかし、大学には行かずに家業を継いだのはなぜなのか?
それは、仮に大学に行くと4年間になるが、その4年間分仕事の経験を積めなくなる。
経験がものをいう建設業界で働くからには、その4年間を仕事の経験を得る期間にしたい。
やるからには本気で仕事をしたいという風馬さんの気持ちの表れでもありました。
陸上に専念できるようになった勇馬さんは、福岡国際マラソンで優勝し、選考レースへの出場権を獲得しました。
そして、迎えた選考レース。代表内定を得られるのは上位二人まで。
しかし、残り1キロ地点で勇馬さんは3位。前には日本記録保持者の大迫さんがいる厳しい状況。
その時、勇馬さんの目に飛び込んできたのは、必死に応援をしている風馬さんの姿でした。
五輪にたどり着いて一番に報告したいのは風馬さんだと思っていた勇馬さん。
風馬さんから力をもらい、ここから驚異の追い上げを見せます。
残り300メートルで大迫さんを追い抜くと、見事2位でゴール!
コロナ禍で練習や試合が思うようにできない中、勇馬さんが感じたのは「走れることは当たり前ではない」ということ。
風馬さんだけでなく、周りのすべての人への「ありがとう」を胸に1年後の大舞台へ。「復帰を導いた献身的な支え」 桃田賢斗さん

2020年08月02日 放送
2019年の主要国際大会を総なめし、東京オリンピックでも金メダル候補筆頭の桃田賢斗さん。
そんな桃田さんが「ありがとう」を伝えたい人物、それは専属トレーナーの森本哲史さん。
今年1月、日本中が衝撃を受けたマレーシアでの交通事故。実は森本さんも同じ車に同乗していたのです。
事故後、手術を受けた桃田さんですが、ケガの影響からくる不安な心境はぬぐえませんでした。
そんな時、森本さんが驚きの行動に出ます!
なんと、自らも骨折という重傷を負い、しかも完治する前から桃田さんのリハビリに付き添い、支え続けたのです。
事故という同じ境遇から立ち直ろうとした二人には、強固な信頼関係が生まれました。
そして、コロナ禍による自粛期間が明け、本格的に練習を再開した桃田さん。
練習中には笑顔も飛び出すほど順調で、体調は100%と語るほど完全回復!
一番つらい時期を共に支えてくれた森本さんへの「ありがとう」を胸に1年後の大舞台へ。「体操人生を大きく変えるきっかけになった一言」 村上茉愛さん

2020年07月26日 放送
東京オリンピックでもメダルが期待される体操 村上茉愛さん。世界体操個人総合で、見事銀メダルを獲得。日本女子初の快挙を成し遂げました。そんな村上さんが「ありがとう」を伝えたい人物とは、日体大の瀬尾京子監督。実は体操界で厳しいということで知られている監督なんです。村上さんが監督から贈られた、最も心に刺さった言葉があります。大学入学直後の全日本選手権。1年生にして出場した村上さんでしたが…結果は惨敗の21位。ここで瀬尾監督から「体操に対する考え方を改めなさい」と言われます。学生同士が助け合う部活動において、試合に出ない人を考えたらあんなにみっともない試合はできないと瀬尾監督は考えていました。この一言で、体操への考え方を改めた村上さん。この2年後、種目別で63年ぶりとなる金メダルを獲得。この直後、瀬尾さんからハグをされ、信じてきてよかったと感じました。
「演技で恩返しをしなきゃいけない、(オリンピックで)メダルを取って恩返ししたい。」
「ありがとう」の思いを胸に…恩師と共に東京オリンピックという夢舞台を目指します。「開花のきっかけとなった“たった一度の叱責”」 菅野智之さん

2020年07月19日 放送
侍ジャパンのエースとしてオリンピックでの活躍も期待されている菅野智之さん。菅野さんには、開花のきっかけをくれた「ありがとう」を伝えたい存在がいるんです。それが大学の先輩である中西大器さん。東海大学野球部1年生の時の4年生で、寮の同じ部屋で一年間を過ごしました。菅野さんが入学したてで登板した試合後、中西さんから「準備不足」と厳しい叱責を受けました。その試合、菅野さんは好投したものの、先頭バッターにフォアボールを出していたのです。エリート街道を歩んでた菅野さんがプロで活躍する夢を叶えるため、あえて厳しく叱った中西さん。そのたった一度の叱責が、菅野さんに「準備の大切さ」を伝え、球界を代表するピッチャーにまで成長させたのです。
「一年坊主の僕に正面から向き合ってくれる先輩は今まであった先輩でもいないので、ありがたい数少ない存在です。」
「中西さんの教えが僕の根底にあるのでそういうモノを伝えています。」
菅野さんの「ありがとう」の思いは、今も色あせていません。
