INTRODUCTIONイントロダクション

“9係”から 『特捜9』 へ!
9係メンバーが特別捜査班として再結集!
井ノ原快彦演じる浅輪直樹を中心に若手刑事も新加入!
寺尾聰演じる新班長のもと、新たな捜査が始動する!

■新部署は警視総監肝いりの「特別捜査班」。直樹ら9係メンバーが再結集!

 “9係”の愛称で12年の長きにわたり、幅広い層に愛されてきた本格刑事群像ドラマ「警視庁捜査一課9係」が、この春、新たに生まれ変わります!“新班長”のもと、9係に所属していたメンバーが新部署「特別捜査班」として再編、難事件に立ち向かいます。
 盤石のチームプレーで難事件を解決してきた警視庁捜査一課9係は解散。9係のメンバーはバラバラになっていました。しかし、1年間の空白期間を経て、神田川警視総監(里見浩太朗)は、初動捜査から送検まで早期の事件解決を目指す『独立した捜査班』の結成を指示。そのメンバーとして浅輪直樹(井ノ原快彦)ら“元・9係”のメンバーが再結集することになります。

■新班長を演じるのは、寺尾聰!若手刑事も加入!新たな魅力を加え新時代へ!

 シリーズ12年間を通して築いてきたバリエーションのある難事件と、それに付随する人間ドラマを描き出す「9係」テイストは「特捜9」でも継続。さらに新たな魅力を付け加え、新しい“時代”を築いていきます。
 元9係メンバーを特別捜査班として率いる班長・宗方朔太郎を演じるのは、円熟味のある大人の演技で幅広い視聴者層から高い支持を受けている名優、寺尾聰。警視庁人事課に勤務していた宗方は、数年前のとある事件を機に退職。今回、神田川警視総監の説得で復職しますが、その復職にも “ある理由”が隠されているなど、謎多き異色の班長です。
 そんな寺尾演じる宗方班長率いる特別捜査班で、井ノ原演じる直樹を中心に小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、村瀬健吾(津田寛治)という超個性的な元9係メンバー、原沙知絵演じる監察医・早瀬川真澄が難事件に立ち向かいます。
 さらに倫太郎の娘・倫子(中越典子)とついに結婚、「特捜班」で主任となった直樹らのもとに新メンバーとして、山田裕貴演じる若手刑事・新藤亮が登場。実直な新藤ですが、現代っ子らしい、ゆとり世代の若者?と思わせる面も。直樹らと新班長、若手・新藤刑事がどんな化学反応を見せてくれるのか?大いに注目されます。
「9係」から「特捜9」へ。パワフルに進化する本格刑事群像ドラマにご期待ください!

井ノ原快彦 コメント

 「9係season12」の最終回が終わった時に、次はどうなるんだろうというのが皆の関心事でしたし、もし万が一続くのであればどういう形にするのがいいのか、皆がそれぞれに考えていたと思うんです。12年築き上げたものがあるわけですから、一番いい形で再集結したいと思っていました。その“一番いい形”については、まだ考える余地があると思うので、これから詰めていこうと皆で話しているところです。ただ、こうして集まることが出来たことは単純にうれしいですね。
 今回から直樹は主任になりますが、今まで主任は田口さんと僕以外の方はみんなやっていらっしゃる。結構移り変わっているので、特別な役職というよりは持ち回りで回ってきた、という感じです(笑)。あだ名みたいですね(笑)。ただ何かを決断する場面で、あ、主任とはこういうことか、と実感するのではないかと思っています。時には先輩ですけど、「村瀬!」なんて呼び捨てにすることがあってもいいとは思っています。
 脚本を読んでキャラクターなどを決めつけて現場に行くと大変なことになる、それが「9係」の現場ですから、今回も撮影当日までどうなるかわからないという面白さがあります。新しい班長がいるということで、今までの関係性がこれまでとはガラッと変わるぐらいになっても面白いと思います。また新たなものが作り上げられると思いますね。

羽田美智子 コメント

 私としては、去年大変な山を一生懸命ともに登った仲間、という思いがあります。だから最終回が終わった後にみんなで話し合って。やめるならやめる、続けられるものならどういう形がいいんだろう、と模索しました。1年に一度「9係」で皆と会うことが習慣化されると、会っていない1年の間にみんながそれぞれにバージョンアップして集まる。だから自分がその間に何をやってきたか皆にバレてしまうから一生懸命やらなきゃと、常に思わせてくれる現場なんです。そんな場所にみんなで集まりたいという思いはあったのですが、それが実現できたので、さらにバージョンアップしたところをお見せしないといけないと思っています。
 寺尾さんがこれまでとは違う形で私たちを包み込んでくださるような期待感があります。それだけでも十分安心感を頂いているのですが、また違うタイプのトップとして私たちと新たな関係を作っていけるのではないか、とすごく楽しみにしています。

吹越満 コメント

 またこのメンバーで集まることが出来て、単純にうれしいです。同じキャラクターを13年間ずっと続けるわけですが、僕はみんなと同じでこのキャラクターが好きなんです。だから続けられることがすごくうれしいです。いろいろ準備もしていまして、去年スーツ作ってもらって、わざとAOYAGEと間違った名前も入れてもらった。このネタを「season12」では使えなかったので、使うことなく終わっちゃっていた可能性があったんです(笑)。やっと今回使えると思うと、これまたすごくうれしいですね(笑)。
 新しく出会うということで言うと、寺尾さんとは実際にお会いしたことがないんです。お仕事をご一緒するのも初めて。だから、その関係自体を芝居する必要なく始まる、と思っています。寺尾さんの第一声、関係を含めてまさにワクワクドキドキしていますね。もちろん我々は台本を読んで現場に入りますが、これから作っていく関係がやりにくい、ということがあってもそのままでいいのではないかと。時間が経てばその関係も変わっていくし、そういう意味ではいろいろな可能性があるということです。とにかく一緒にやらせていただくのが楽しみです。

田口浩正 コメント

 みんなでちょっと話していたのですが、それだけですでに5個ぐらいアイデアが出てくるんです。出来る出来ないは別として。そのネタはちょっと面白かったですね。それが本当にやっていけるような状況になって、転がっていくとまた新たに違う感じで面白くなるんじゃないか、という感触があります。さっき1時間ぐらい皆でペラペラしゃべっていただけで楽しみな現場になりました。
 長年一緒のメンバーがいる、こういう現場に入ってくるわけですから、寺尾さんとしても複雑な気持ちで「よし、わかりました、やります」と来てくださるのだと思います。そこで僕らがどう一緒に作っていけるかだろうし、それが面白い方向に行ってくれるとまた面白いドラマになると思うので楽しみにしています。

津田寛治 コメント

 ネットニュースで読んだのですが、優秀な人ほど忖度を考えてしまうから可能性が広がらないらしいんです。こういうことをやりたいけど、他の部署に迷惑がかかるからやらない方がいいとか、怒られる前にやめてしまうから。ところが、今日みんなの話を聞いていたら、そんなことをやったらドラマが成立しないよ、みたいな意見がたくさん出てくるんですね。しかも誰もそれを止めないんです(笑)。本当にこのメンバーに忖度という言葉はないなと思いました(笑)。これからが本当に楽しみですね。絶対前回のシーズンとは同じものにはならない予感がするので楽しんでいきたいと思っています。
 寺尾さんとご一緒したキャストの方、スタッフの方からお話を聞くと、寺尾さんはものすごく熱い方だと言われます。自分でピシッと決めて、芝居だけでなくスタッフワークのことも考えられてお仕事される方だと。要は人への思いがとても深い方だと思うんです。そういう方が自分の思いをプラスアルファして僕らと関わってくれたときにどんな化学反応が起きるのか、すごく楽しみです。

山田裕貴 コメント

 9係改め特捜9の新たなチームのメンバーとして仲間入りさせて頂く若手刑事、新藤亮を演じさせて頂きます。山田裕貴です。
 初めてお話を聞いたときはあの絶妙なコンビネーションのチームに入り込んだらどうなるんだろうと少し楽しみでもあり、あの素晴らしいキャストの皆様の中で「絶対に埋もれてはダメだ」と「この春、生き残らなきゃ」と強く思いました(笑)。
 情熱と冷静さを忘れず、プレッシャーをうまく原動力にしてしっかり皆様と役に食らいついて、役を生きようと思います。そして、今まであまり山田裕貴を知らなかった皆様にも、新藤亮を通して山田裕貴という俳優を記憶に残してもらえるよう一瞬、一瞬を大切に撮影に臨みます。

大川武宏ゼネラルプロデューサー コメント

「特捜9」では「9係」で12年間培った個性派刑事達による「複眼捜査」の面白さをさらに高めていきたいと思います。また今回どのような形でもう一度メンバーが集結するのかも見どころです。新しい船出にご期待下さい。