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12月20日(水)

草乃しずか

草乃しずか

主婦から「日本刺繍の作家」に転身

約50年前は一般家庭の主婦だった草乃しずかさん。帰宅の遅い夫を待つ間に始めたのがきっかけで、現在は日本刺繍家として活躍している。当時から変わらないのはタンスで眠る古い着物などの再利用。父の形見の着物に刺繍を施し、見事に蘇らせた。スタジオには豪華な新作振袖を展示し、刺し方の「技法」を紹介する。そんな草乃さんに影響を与えたのは、昨年103歳で亡くなった母・三星静子さん。戦前戦後の混乱期を節約生活で乗り切った。92歳で「古ぎれコラージュ作家」としてデビューした母のVTRや遺作のタペストリーを紹介する。
☆「草乃しずか展」

 12月27日(水)~2018年1月15日(月)
 松屋銀座8階 イベントスクエア