
おさな友達の名前を戦災誌に見つけた 高井ツタエさん(79)
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長崎の原爆被爆者、高井ツタエさん(79)は、故郷を捨て名古屋に来た。名古屋で結婚した高井さんは夫が亡くなるなで、自分が被爆者であることを明かすことはなく、
子どもたちにも東日本大震災の直後に打ち明けた。津波が街を襲う様子が黒い煙に覆われた長崎の記憶をよみがえらせた。
70年前、原爆投下の直前、親友の宮崎チヅ子ちゃんが転校し、「会いにいくけんね」と約束した。8月9日、高井さんは父親に連れられてチヅ子ちゃんを探しに行ったが、黒い煙と炎に行く手を遮られた。70年後、高井さんは、チヅ子ちゃんの「生きた証」を見つけたいと遠ざけてきた長崎を訪れた。「約束」は果たせたのか。
制作:メ〜テレ
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