2006年2月27日放送
「悲しき“高砂族”」〜台湾高砂義勇隊と靖国〜

日本植民地時代、台湾の山地住民全ての民族が一括りにさせられ、日本人としての新しい民族“高砂族”が作られた。太平洋戦争中、その台湾の若者たちは“台湾高砂義勇隊”として日本軍に動員され、戦場に赴いていった。現在、高砂族を含む元日本兵の台湾人約2万5千人は英霊として靖国神社に合祀されている。その“英霊”の遺族たちは、いまどのようにその“名誉の戦死”を受け止めているのだろうか?彼らが靖国神社へ合祀されていることに様々な想いを持ち続ける遺族たち。歴史に翻弄され続ける彼ら。靖国神社への魂の旅は、自らの民族の悲しみと戦争の無残さを物語っている。

(制作:テレビ朝日)


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