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2005年1月24日放送
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「大地の七人」〜食の環から農村に物語が生まれた〜 |

疎植一本植えで米を作る伊藤盛久さん
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長野県望月町の異業種交流会「望月かたりべの会」では、
それぞれが作り出す食材が縦横無尽に巡り合っている。
メンバーは有機農家や酒屋、養蜂家、そば屋、和菓子屋など七人。
苗を一本ずつ間隔をあけて植えて育てる「疎植一本植え」
という独特の農法から米農家が作った米は、酒屋で酒になる。
精米で出た米ぬかは、有機農家の平飼い地鶏の餌になり、
地鶏が産んだ有精卵は、養蜂家の蜂蜜とともに、
和菓子屋のどらやきとなって地元で消費される・・・。
それぞれが出所のはっきりした安全なものを原料とした
ものづくりを求めた結果だ。
それぞれの作り手の思いが連なって、食材はより安全でより良質になっていく。そこには、土に近いところで生きるからこその知恵と、
人と人の結びつきの原点があった。
(制作:長野朝日)
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