
現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」
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一昨年12月 金丸座で見つかった江戸時代の創建当時の痕跡。花道の上の屋根裏にある2本の梁に板を固定した釘の跡。
これは「かけすじ」と呼ばれる役者を吊り上げる仕掛けの痕跡。ロープで役者が宙乗りし 滑車を使って客席の上を移動させる大掛かりな仕掛が披露されていたのだ!そして裏方が天井裏に上がり雪や花吹雪を降らすための装置「ぶどう棚」痕跡も見つかった。琴平町では 「かけすじ」と「ぶどう棚」の復元工事に、9月から取り掛かり、春のこんぴら歌舞伎までに江戸時代そのままの姿に改修することに。
この建物に所々に残る江戸時代の仕掛けをどのように復元するのか?てさぐりの作業が始まった。最古の芝居小屋復元のプロセスをつぶさにカメラでとらえて行く。「かつて江戸の人々が金丸座で味わった感動を再び平成の舞台で!」町の人、工事担当の人、裏方さん、舞台製作そして役者さんの復元に向けた情熱を追った。
(制作:瀬戸内海放送)
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