2000年9月21日 北上するサンゴ ~天草の海からの警鐘~
 熊本県天草の海でテーブルサンゴなどの造礁サンゴが急激な勢いで増えている。海水の最低水温が10年に1度の割合で上昇しているためで、サンゴの生息地が年々北上している。一方で、北方系の海藻が減少し生態系が大きく変ろうとしている。天草の海を20年間観測してきた九州大学大学院天草臨海実験所の野島哲助教授は、周辺の沿岸がサンゴで覆われる日は遠くないと指摘する。地球の温暖化が海の中で急速に進んでいる。
(制作:熊本朝日放送)



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