1999年3月4日「花萌える緑の大地、阿蘇 ~野花が語る絶滅の危機~」
どこまでも広がる阿蘇の草原、野花を育んできたもう一つの顔を持っている。春、黄色の可憐なキスミレが野焼きで焦げた草原を染める。初夏、緑一色に塗りつぶされた大地に赤色のツクシマツモトが華やぐ。秋、雲海が広がるころ、瑠璃色のヒゴタイが草原の風に揺れる。四季折々に咲く花々はアジア大陸と九州が陸続きだった氷河期に渡ってきたが、農業と畜産の衰退で草原が減少し絶滅の危機にひんしている。
(制作:熊本朝日放送)

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