
復帰公演の稽古をする和泉淳子 (奥:十世三宅藤九郎)
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およそ600年の歴史を持つ「狂言」の世界。 その宗家の1つ「和泉流」。 19世宗家「和泉元秀」の長女として生まれた和泉淳子。 彼女は、1歳半から父の元で修行を積み、20歳で「史上初女性 狂言師」としてプロの道を歩み始めた。伝統芸能「狂言」の世界では、初の女性狂言師といわれている。先人のいない中で、彼女は「その時、自分にできる精一杯」を舞台の上で出してきた。そして、結婚。今、母となった彼女は「子供と共に」舞台に立つことを決めた。これも自分なりの「伝統芸能の伝承」と考えたからである。 「彼女」とそれを支える「家族」に密着。
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