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2013年2月22日(金)放送 神奈川県横浜市・齋藤邸 - 光が柔らかい“雲天井”の家 - |
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岡本 浩 | ||||||||||
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OASis一級建築士事務所 | ||||||||||
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建築はリアルな“もの”ですから、性能や材料、仕上げは、どれも大切な要素です。 しかし、感情を持つ人間が生活する場所として、もっと大切にしてもよいのは、空間の感覚ではないでしょうか。 それは空間のかたちと、それを彩る光や影を体験し、感じることだと思います。 今回は、東西方向に奥行きの深い、急な北向きの斜面に造成された敷地でした。 このままでは南側からの採光が得られず、建物の中心部分に日照も届きません。 そこで、2階をワンルームのLDKとして、天井の真ん中にトップライトを設けました。 さらに、トップライトからの光を雲間から差す一筋の光線と見立て、背景となる天井のかたちをデザインしました。ゆるやかなカーブで構成された天井の造形は、時の流れと共にうつろいゆく光と影のグラデーションをおおらかに受け止め、やわらかく映し出します。東と西のそれぞれに広がる豊かな緑の景観も、大きな開口部を通してインテリアに取り入れています。 |
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周囲の町並みに溶け込む落ち着いた外観。しかし、屋内に入りますと、非常に個性的な空間が広がります。曲線を多用したデザインなんですが、特に2階の天井は雲のようで、天窓が雲間から射す一条の光を思わせます。インテリア好きのご夫婦と建築家の思いが一つになって、この建物を造り上げたという印象です。 | ||||||||||
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