 |
|
|
|||||||||||||
 |
2012年5月25日（金）放送 東京都新宿区・瀬戸邸 − 都心のソーラーハウス − |
|
|||||||||||||
|
|
||||||||||||||
   都心の密集地。背伸びするように南面の大きな開口から自然光を採り入れる塔状の建物。基本的に外断熱の建物ですが、表情をつくるため、正面に打ち放しの部分を残しています。 |
||
|
||
   1階は玄関のみ。建物の中央を螺旋階段を内包した筒が縦に貫きます。階段室に面したドアは「筒」に合わせて湾曲しています。 |
||
|
||
   3階はLDK。合わせて20畳以上の一室空間を、中央の階段室と約70cmの床の高低差によって緩やかに仕切ります。床はモルタル。西面は壁いっぱいの本棚になっています。 |
||
|
||
   冬は、南面の大窓から入った太陽光で床を直接温める他、吹き抜けに溜まった暖気をダクトを通して下階へ送り循環させる事で全体を暖めます。夏は、二重のスクリーンで遮光し、吹き抜け上部の換気窓から排気します。 |
||
|
||
   台所は「コ」の字形カウンターを持つ対面式。北側の高度規制に合わせた斜めの天井が広さを感じさせます。 |
||
|
||
   最上階＝4階は水回りと土を入れた屋上庭。花を育てたり、ジュウシマツを飼ったりと多目的な空間です。お風呂からも庭を楽しめます。 |
||
|
||
   2階は、階段室を中心に2つの子供室と主寝室を配置。正面の外壁のコンクリート打ち放し部分にあたる子供室の南面は断熱塗装で内断熱としています。洗面も設けています。 |
||
|
||
   主寝室は北側なので半透明のガラスブロックで採光します。地階は和室。将棋棋士であるご主人の思索の部屋です。将来は、ここで将棋教室やサロンを開くような使い方が想定されています。 |
||
|
 |
||||||||||
| 滝川博之 | ||||||||||
|
||||||||||
| 株式会社 アーキスタジオ 一級建築士事務所 | ||||||||||
|
||||||||||
 |
||||||||||
| 光と風の塔の家 太陽を求めて上へと伸びていった住宅は、ガラスの塔のように見えます。 リビングの吹き抜けでもある大きなガラスのアトリウムを、パッシブソーラーとして利用したRC外断熱で冬は暖かく夏涼しい省エネ住宅なのです。クライアントからの要望はささやかなもので、2人のお子さんの個室の確保、プロの棋士である旦那さんの仕事場（和室）と屋上庭園、そしてペットの犬と猫が一緒に住める事でした。出来上がった住宅は、4階の最上階に緑化されたテラスと見晴らしの良い浴室、3階は明るいLDKのワンフロアー、2階の子供室にも十分な陽が入ります。 そして、空気の流れを利用して快適な温熱環境を実現できた事で、クライアントには大変満足していただいています。 |
||||||||||
 |
||||||||||
| 鉄筋コンクリート造の塔状の建物。中心に螺旋階段を置いて、その周囲に花弁のように部屋を配置しています。まるで大黒柱のようでもあります。ご家族の中心は奥さんでしょうか。太陽のような奥さんを中心に家族はもちろん、犬や猫など沢山のペットたち、植物たちが生き生きと感じられる空間でした。 | ||||||||||
|