2012年5月4日(金)放送 千葉県松戸市・中澤邸 − どこか懐かしい理科室の家 − |
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飯塚 豊 | ||||||||||||
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i+i設計事務所(アイプラスアイセッケイジムショ) | ||||||||||||
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道路側の外観は、傾いた外壁を持つ2階が、1階から浮き上がったような形になっています。屋根は中央部で折れ線グラフ状に勾配が変わり、建物中央部に小さなテラスを抱いています。外から見ると、2階部分が飛び跳ねているような、この特徴的な外観は、生きもののような形の中に、多様なシーンをつくるという、私たちのテーマを体現したものです。 道路のある北側は1階上部の欄間から採光し、道路側の視線をカット。反対に南側は、全面開口として、縁側越しに、隣の梨畑の風景を借景しました。眺めがいいのはもちろんですが、建物は高い断熱性能を持つことから、冬期間は、太陽熱だけで日中の暖房をまかなえるようになっています。内部はスキップフロアのワンルーム。中央の吹き抜けを中心に、螺旋状に諸室が繋がる構成です。 古くて風合いのあるものに囲まれて、暮らしたいというのが、建主のご要望でしたが、素材感にも配慮して、新築ながら「年月を経た建築の魅力」が感じられる、暖かな住宅ができたように思います。 |
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借景が気持ちがよく、とても味わいのあるお宅です。この建物のコンセプトは昔の教室、理科室だとおっしゃっていますが、非常に文化的な印象を受けます。置いてある物にそれぞれ意味があり、何か語りかけてくるような感じさえ致します。どんな家族も仕事のストレスやな悩みがあり、それを癒してくれるスペースだと感じました。本当に心が和みます。 | ||||||||||||