放送したお宅
2011年9月16日(金)放送
東京都豊島区・浦野邸
− デザイナー夫婦の都市型住宅 −

2010年2月

敷地面積 73平米 (22坪)
建築面積 42平米 (13坪)
延床面積 141平米 (43坪)
木造+地下RC造
建築費:非公開 坪単価:非公開



都心に立つ白が基調の建物。二つの扉は、仕事場と、生活スペースを分けるために作られました。

右側の扉を入るとガレージ、そして奥には仕事場があります。ガレージには、ご主人の愛車とバイクが納められています。

ガレージから60cm掘り込んだ半地下の仕事場。ガレージの愛車を眺めながら仕事のできる広さ約10畳、天井高約3mの空間。来客用のミニキッチンとトイレが備え付けられています。

左側の扉を入って、階段を上がるとLDK。広さは約20畳。南北に開口を設けた室内は外壁と同様白を基調としたスッキリとした空間に仕上がっています。

ステンレスのキッチンは、洗いものを手伝うという背の高いご主人のために、高めに作られています。宙に浮いているように見える、美しいデザインです。

南側の大開口を眺めるリビング。ご主人の思い出の詰まった家具が置かれています。 室内の西側のほとんどは収納です。

夫婦の生活時間が違うため、寝室は別々。ウォークインクローゼットが2つの寝室を行き来できるように繋がっています。

北側に位置する浴室はトップライトで明るさを確保しています。

建築家のプロフィール
川上堅次
1975年 兵庫県生まれ
1997年 IED イタリア ローマ校留学
1999年 日本大学理工学部建築学科卒業
2000年〜 リビングプロダクト、アーキテクチャー・ラボ勤務
2005年〜 一級建築士事務所カプデザイン共同設立
2008年〜 エトラデザイン・エトラ株式会社設立
2010年 南青山に移転

エトラデザイン
所在地 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-14 中島ビル3F
電話 03-3407-1402
FAX 03-3407-1401
E-mail info@etladesign.jp
URL http://www.etladesign.jp/

建築家の一言
間口が狭く3方向が囲まれた都市型の住宅です。
都市型狭小地の住宅ですが、事務所としての機能と住宅の機能、さらに趣味の車・バイクのスペースが必要という要望からスタートしました。
緩いですが傾斜地であった事を利用し、道路からは1階としてしか見えませんが、申請上は地下となるようにし、法規の制限の中、地下部分の面積を敷地いっぱい使い面積を確保しています。また北側が道路であったことで、一年を通して一定の明るさが確保できる北側に大きく開く計画としました。
今まで事務所と自宅を別とされていたので、事務所と住宅という2つのスペースの関係をエントランスからしっかり分ける事とし、仕事と生活の程よい距離感をつくっています。
お客様がデザイナーさんなので、建物としては要望をシンプルに解く事を心がけつつ、細部は構成のシンプルさを実現する為に気を遣っています。
また、地下の仕事場と、最上階の2階・寝室部分はトップライトからの間接的な光とし中間階の1階は北と南の大きな開口と、お客様のライフスタイルを意識した光の取り入れ方をしています。
渡辺篤史の感想
リビングに飾られているコルビジェ、イサム・ノグチの家具は、ご主人が若い頃に住んでいた6畳間におかれていたものです。将来、家を立てたときに置きたいと思っていたそうです。そして奥さんと共にこの建物を立ち上げました。モダンで、どの角度からも美しい建物です。なんと言っても車を愛でる仕事スペースは、素晴らしいです。コルビジェ、イサム・ノグチの家具がこうしてセッティングされた時の喜びは計り知れなかったことでしょう。