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2011年9月9日(金)放送 神奈川県横浜市・坪谷邸 - 木を活かすコンクリート住宅 - |
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坪谷和彦 | ||||||||||
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一級建築士事務所TsuboYa | ||||||||||
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素材の持つ強さや質感を純粋に表しながら、強さやたくましさ、優しさや温もりや潤いを感じながら営みを重ねてゆける、そんな建物を目指しました。 「形と骨格のこと」 敷地は横浜市の郊外、南向き斜面地です。 建物の形は、斜面地での宅地造成にかかるコストを考慮し、建物を地面から浮かす4本のコンクリートの壁柱を梁で繋ぎ、高さ規制や日影規制等と絡め合いながら、形づけてゆきました。 骨格は、主体構造であるコンクリートの武骨さと、木材から感じられる温かみにより、強さと優しさに包まれる感覚を実体にしたいと考えました。コンクリートと木のコントラストをつくる歪(いびつ)な形をしたコンクリートの梁は、奇をてらったものではありません。木の梁を受けるための素直な形です。 鉄筋コンクリート造でありながら、内部空間を構成する壁は木で造作しました。風呂を除いてはタイトな部屋はありません。また床も現在必要な分だけを造作し、吹き抜け部分は歪なコンクリートの梁に木を架ければ床を増やすことができます。将来のPLAN変更、用途変更等に対応し、時代の流れの中で長期使用に耐え得る骨格を作りました。 設備配管は埋殺し配管を行わず極力最短で明快なルートで計画し、ダクト等も構造躯体と絡まない計画で機能面でも、将来のメンテナンス、変更への対応を考慮しています。 |
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傾斜地に立つ鉄筋コンクリートのしっかりした建物です。設計者であり建主でもあるご主人は、実家が材木屋さんということで、木に対する理解・こだわりが人一倍あります。無骨な打ち放しコンクリートと柔和な表情の木をうまく調和させました。将来の改装にも備えた、見た目だけでない頼りがいのあるデザインです。 | ||||||||||
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