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2011年8月19日（金）放送 東京都品川区・松平邸 － 10坪6層キャットタワーの家 － |
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   都心の4×14mというウナギの寝床状敷地にたつ約10坪の3階建て住宅。2面で接道し、玄関のある北面の外壁は白色、車庫のある南面は黒色になっています。 |
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   玄関は靴収納などを表側から見えない位置に設置しているため、すっきりした印象。扉は鉄製で黒色のリン酸処理メッキ仕上げ。手摺など他の鉄製の金物は全て同じ仕上げです。 |
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   3階は17畳大のLDK。居間部分のみ床が60cm高くなっています。東西に隣家が迫っているため、スリット状の高窓から採光し、斜めの壁の反射で室内全体に明かりをもたらします。 |
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   階段上にかかる梯子は屋上へ上がるためのもの。1.3×8mの細長い屋上ですが、近隣の屋根を越えて眺望が広がります。 |
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   台所はL字形レイアウトの対面式。3階全体を見渡せます。背後には約3畳大の食品庫。扉を半透明のポリカーボネート製として、南からの採光を確保しています。 |
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   2階は2つの個室と水回り。80cmの高低差のある2層構造。個室のドア下部にネコ用の出入口を設けています。 |
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   コンパクトな建物ですが、トイレは隣り合わせに2か所、洗面ボウルも横並びで2つ設置しています。 |
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   1階も80cmの高低差のある2層構造。玄関収納の奥にご主人の趣味のスタジオがあります。主に音楽の練習をするため、防音効果を考慮した、窓の無い部屋です。 |
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| 高橋元氣 ＋ 高橋つばさ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 元氣つばさ設計事務所 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 設計を始めるにあたり、両側を隣家に挟まれた細長い敷地を逆手にとって、どうしたら最も気持ちの良い場所をつくれるかを考えました。 私たちが自信を持ってお勧めしたのは、最上階の3階に大きな気積と屋根形状を生かし、空に向かって光をいっぱいに取り込めるLDKのプラン。 ハイサイドライトから柔らかい間接光を取り込むことで、日中は常に明るく、時々刻々変化する空の色を自然の営みとして感じとれる場所が、家族みんなの場所になるとよいと思いました。 この家のもう一つの特徴が、全体をスキップフロア構成にして半階ずつ移動する間取りです。 大空間を上にもってくることで構造的にも有利に働くだけでなく、生活動線が機能的でコンパクトになり、上下の移動の心理的負担も軽減されます。 竣工に合わせるように誕生した赤ちゃんと三匹の猫たちと共にこの家も成長し、毎日の生活が少しでも楽しく、そしてより豊かなものになれば、私たちも幸せです！ |
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| 親子3人と猫3匹が共に暮らす家です。猫に対する愛情が建物全体に行き渡り、その恩恵が巡り巡って人間に還って来ている。そんな印象です。都市住宅では、狭さをある程度受け入れなくてはなりませんが、この建物では水回りやLDKなど欲しい所大きなヴォリュームを割り付け、メリハリを付ける事で全体として豊かな空間に造りあげています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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