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2010年12月17日(金)放送 千葉県市川市・藤本邸 - 遊び心と不思議いっぱいの家 - |
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永石貴義(ながいしたかよし) | ||||||||||
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永石貴義建築設計事務所 | ||||||||||
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四角い部屋や細長い廊下、階段を囲む吹抜けといった、日常的な住宅の空間のつながり方やあり方を、少しだけ変えてみました。 吹抜けは、ステンレス張りの大きなトップライトのようになり、四角い穴によって行き来のできない、階段ともつながらない廊下は、部屋のようになりました。寝室の壁面収納の一部は引き伸ばされて、洗面室兼廊下となり、床に丸い穴がぽっかりと開いた子供室のウォークインクローゼットは、光庭のようになりました。扉の向こう側、吹抜けの向こう側が、まるで自分の家ではないような、つながらない場所に唐突につながってしまったかのような感覚となります。それは、この小さな住宅に、物理的な空間の枠を飛び越えるような広がりを与えてくれるのではないかと考えました。丸い穴の下に広がる床下空間は、天井と床が反転したような、秘密の場所となっています。 |
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とても楽しい建物ですよね。表から見ますとボックスです。ミルクブラウンといいますか、ココアといいますか。いい色です。そこに玄関扉は白、玄関に入ると漆黒の闇です。更に扉を一枚開けますと大空間のリビングダイニング。仕掛けといいますか、創意工夫といいますか人生を楽しむエッセンスがあちらこちらにあります。特に嬉しいのが窓にカーテンを引きたくないということでの扉ですよね。これは寝室ですと闇が生じますし、プライバシーが守れて安心感がありますね。居間には上下2枚の大扉がありますけども、開きますとどうでしょう。この抜けのある大空間。広い空間を更に素晴らく演出してくれる、そんな感じが致します。 | ||||||||||
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