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2010年11月26日(金)放送 東京都港区・ ![]() - 都心で暮らすガラスの家 - |
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高柳英明+高柳寛子 | ||||||||||
早稲田大学理工学部建築学科卒業、早稲田大学大学院理工学研究科修了、同大学院博士後期課程にて2003年3月博士(工学)取得。株式会社博報堂スペースデザイン事業局プラナー、株式会社フレックスリンク取締役、国立大学法人千葉大学助手を経て、2005年株式会社高柳英明建築研究所設立、以後顧問を務める。
2006年より公立大学法人滋賀県立大学 准教授、環境科学部環境建築デザイン学科・大学院環境科学研究科において教鞭を執る(専攻:建築デザイン、建築計画)。 ちば地域再生リサーチ理事、2000年日経サイエンス論文賞受賞、2008年都市住宅学会賞 受賞。 |
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株式会社高柳英明建築研究所 | ||||||||||
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敷地は間口7.2mで北側7m道路に接道、通りの向かいには緑深い寺院を臨んでおり、恵まれた立地環境である一方で、敷地形状は、敷地三方を隣地に囲まれた「狭小」かつ極めて「不整形」なかたちをしています。 狭小空間を効率的に利用すべく、鋼板サンドイッチプレートによる鉄骨構造とし、土地の不整形さを逆手にとり建物の外周に階段を設けることで、居住空間と外部をゆるやかに繋げる「立体縁側」に仕立てました。 街に向かって「立体縁側」を開くべく、北側・西側は全面スチールカーテンウォールになっており、スパイラルには所々開口があいていて、居室と繋がっていたり、吹抜に接した斜めの腰壁をなしています。そこは、イスを置いて眺望の良い読書室として使えたり、日当たりの良い子供の遊び場になったり、収納スペースであったり、建築照明であったりと、様々な豊かさの空間を作り出します。 この家は、このような限られた条件の土地に対して、豊かな空間と合理的な構造を同時に追い求めた都市住宅のひとつのモデルとして計画いたしました。 |
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建築面積わずか9坪の都市住宅ですが、大らかな空間になっています。その大らかさを生んでいるのが、しっかりした構造。折り畳まれた鉄板が内部から支えてくれるおかげで、大胆なガラスのファサードが実現しました。 また、そんな大胆な開口を造りたくなる環境も素晴らしい。わずかながらも残された緑を上手く借景して暮らす。これからの都市生活の一つの理想かも知れません。 |
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