  
大小の黒い箱を十字形あるいは花びら形に並べた建物。外壁はガルバリウム鋼板の波板です。両親の家に隣接した敷地なので庭の一部を共用しています。 |
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1つ目の箱は玄関ホールと水回り。玄関ホールは中央に収納を置き、2方向に上がり框があります。階段室を中心に360度回遊する動線が確保されています。 |
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2つ目の箱は居間。他の「箱」と互いに少しずつ領域が重なり、繋がりながら同時に独立した感じも演出します。床高を低めにして庭との一体感を高めます。 |
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3つ目の箱は和室。大きな4枚の引き戸で完全に個室化する事もできます。客間を想定して作られましたが、現在はお子さんの遊び部屋兼家族3人の寝室です。 |
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4つ目の箱は食堂。居間と同様、上階や他の部屋との繋がりが感じられます。天窓や高窓がプライバシーを守りつつ採光します。 |
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5つ目の箱は台所。食堂から独立しつつも繋がっている印象もある“半独立型”です。コの字形レイアウトにして動線をコンパクトに収めました。 |
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4つの箱に囲まれた“隙間”が階段室。壁に外壁と同じ素材を張り、上部はパンチングメタルとアクリルの明かり取りなので、移動の度、外に出たように感じます。 |
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和室の上階は子供室、玄関ホールの上階は主寝室です。子供室は現在は書斎として使っています。寝室は和室と同様、引き戸で個室化できます。 |
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