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2010年8月27日(金)放送 神奈川県横浜市・基邸 - ほとんど「外」の家 - |
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基真由美/M.A.D + 西牟田奈々/SML | ||||||||||||||||||||||||||
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M.A.D+SML | ||||||||||||||||||||||||||
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間口5m×奥行13mという狭小敷地に、住まい手が要望する「ほぼソト」のような開放的な空間をどう創り上げるか、というのが最大のポイントであった。「ソト」というのは、内部空間にはない余白的なスケール感を持つ空間である。そこで想定ボリュームを立体的に分割し、余白を介入させる手法を考えた。分割された割れ目では視界に入る表面積が増え、ソトに居るかのような開放感が得られる。この時の分割尺度として、触れる、抱えられる、登れる、見上げる、見下ろすなど行為そのものを空間定義とすることで、身体的に感じられるソト感をなくさないようにした。分割されたバラバラのボリュームは、太い幹のような柱が貫き、枝を張って樹とつながったようなフレーム構造として全体を一つに成立させている。それぞれのボリュームに応じた構造が、建築内部に日向と日陰を創りだす。余白である外部の延長のような空間と、ツリーハウスのようなボリュームの関係により、上昇感を得られる空間を目指した。上るほどに楽しい気分になることが「ジョウショウハウス」の名の由来である。 | ||||||||||||||||||||||||||
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間口5m、敷地は20坪のうなぎの寝床のような敷地ですから隣家が迫って暗くなりがちなんですね。どれだけ広く豊かな空間を作るか、試行錯誤の結果が、2階の吹き抜けです。ガラス窓の多さです。とにかく四六時中どこからでも光がやってきて、心も開放されていくようです。この大空間を作るにはしっかりとした構造なんですが、鉄骨の良さがあちこちに出ています。ご主人がわがままな建て主を演じて、これが良い結果を生み出しました。 | ||||||||||||||||||||||||||
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