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2010年8月20日(金)放送 千葉県柏市・山本邸 - 旗竿敷地に舞い降りた宇宙船 - |
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安部良 | ||||||||||||||
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architects atelier ryo abe | ||||||||||||||
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敷地は密集した住宅街の中の竿の長い旗竿地で、要望はプライバシーを確保しつつ精神的な開放感を獲得すること、光と風を取り入れること、趣味を飾るための大小様々な棚を作ることでした。 近隣に対する圧迫感を消しながら朝昼夕の採光を取るように、建物の四隅を切り取るように開口部を作りました。1階ホールは「庭」と感じられるような大空間にし、四隅の開口とトップサイドライトから差し込む自然光が空間の表情を刻々と変化させます。 ホールの周りに取り付くように生活のための機能をもった7つのステップフロアーを螺旋状に配置しました。各フロアーの高さのズレは隣家との視線を気にせず外界を臨める開放感を生み出しています。 空間に仕掛けられた多様な変化と動きが、「部屋」「家」「建築」という領域感覚を曖昧にしてくれることで、日々の生活の中に新鮮さと開放感を獲得できると期待しています。 |
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山本さんは「建もの探訪」をきっかけに建築家と出会ったそうです。誠に喜ばしい。 この建物のテーマは、4方を囲まれた敷地でいかに外部空間を取り入れるかだと思います。そして同時にご夫婦は実用性を無駄にしない事も希望されたそうです。この難しい命題を見事デザイン力で解決しました。空間それぞれに物語が宿るような楽しさがあります。更に、これからご家族の成長に合わせて変化していくための余白もあります。建物の成長をこれからも見守って行きたいですね。 |
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