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2010年8月13日(金)放送 東京都大田区・藤田+岩間邸 - パティオで繋がる2世帯住宅 - |
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堀内 雪 | ||||||||||
筑波大学基礎工学類卒。 |
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スタジオCY | ||||||||||
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都会の敷地のなかで、なによりも、光や風、そして緑の気配などの自然を感じながら、気持ちよく暮らすことができる空間にしたいと考えました。内と外に3つの庭・吹抜を設け、光と緑を取り入れ、非常に開放的な空間となっています。部屋ごとに見える景色が変化して、都会の中にありながら、静かで贅沢な空間となっています。 デッキの通路を入って行くと、シンボルツリーのある吹抜があります。家のなかの気配が感じられ、半分は外、半分は内のような不思議な空間となっています。やがて中庭が見えて、その手前右側に子世帯の玄関が….スティールサッシのガラスで囲われたその玄関は、明るいホールのような空間となっています。光がやわらかく入り、中庭の緑が見える気持ちのいい空間です。対して親世帯は、唐紙をアクセントに落ち着いて凛とした気配を醸し出しています。鉄骨の軽快な階段が、吹抜けのように、上階から光や風を取り込むとともに上下空間をおだやかにつなげています。 子世帯のLDKは大勢で話をしながら料理ができるように、キッチンには大型の正方形のワークトップを配しました。このフロアには、大きなルーフテラスがあります。広々としたテラスは、バスルームや室内に空の気配をとりこんでいます。 生活のリズムやテイストが違う、2つの世帯の「箱」が組み合わさって、互いにほどよい距離感を保ちつつ、光が射し、風の抜ける、気持ちのよい生活を楽しんでいただいています。 |
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2世帯住宅は、付かず離れずの間合いが難しいのですが、この建物は中庭を介した親子の距離感が絶妙です。設計時に中心となったのは子世帯の奥さんですが、彼女は建築が大好きで『私のように我が儘な施主は他にいないに違いない』とまでおっしゃいます。果たして、感性の合う建築家に出会い、家づくりを上手に進められました。どこに身を置いても心地良い素晴らしい空間です。 | ||||||||||
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