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2010年6月25日(金)放送 神奈川県茅ヶ崎市・佐々木邸 - 大屋根に守られる家 - |
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樋口善信 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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樋口善信建築計画事務所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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住まい手は、とてもおおらかなご家族である。友人知人も多く、来客も多い。屋根一枚のもと、家族の気配を感じつつも互いが自由に居場所を見つけることが出来る場を創り出したいと考えた。周囲に比べて土地は大きいが、そこに求められた家の規模は、周囲の住宅と同等の規模であった。コンパクトな家を目指すため、閉じられた室や、生活の居場所から孤立してしまうスペースに「床面積」を与えることを避けた。それによって、常に人が居るスペースに広がりが生まれた。敷地の特徴と求められる規模を踏まえて、ヴォリュームを抑えた低い屋根のもと、様々なレベルを持つ床が回転しながら上昇する構成とした。回転力を与えるスペースは内部と軒裏空間が一体となった場所である。大きな屋根によって出来る深い軒裏空間は、洞穴であり、かつ、雨宿り空間である。プライバシーが確保されたこの「場」は、領域感を家族に確保し、外部の気候の変化を体感させ、内部空間へと伝える。同時にここは、家の中心でありながらも、大勢の来客時には、文字通り「玄関」が現象として立ち現れる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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落ち着いた住宅地に立つおおらかな建物です。子供部屋から台所へ、キッチンからリビングなど、室内全体が繋がっていて、どこに身を置いても孤立しません。この家の特徴は、庭に表れています。キッチリと設計図通りに庭を造るのもいいですが、どこか遊ばせて『自然に』作ろうとしています。その遊びがこの建物を気持ちの良い空間としているのではないでしょうか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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