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2010年4月2日(金)放送 東京都世田谷区・林邸 - 右も左も上も下も窓 窓だらけの家 - |
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藤本壮介 | ||||||
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藤本壮介建築設計事務所 | ||||||
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都内に三人の家族が住む住宅である。 例えば三階建ての家族の中に三人の人間がいる時に、それぞれの階に家族が分散してしまったら、ちょっと寂しいのではないだろうか。 そこで、すべての部屋を、それぞれの部屋の個別性を残しながらも立体的に繋げていって、個別性と全体性が両立するような家の作り方は出来ないだろうか、と考えた。 要求された部屋数が比較的多かったことから、それらの部屋を平面上に4分割された領域に並べ、更に3層に積み上げていって、そのあとそれらの10個の部屋を壁・床・天井の大きな穴によって、一気にどんどん繋げていく。部屋が沢山ある家とも言えるし、家全体というひとつの部屋にいくつもの居場所が散在しているとも言える場所が生まれた。その穴だらけの箱のような模型を眺めているうちに、これは、全く似ていないが、一本の木のような場所になっているのではないかと思えてきた。 樹木のような建築という時に、それは樹木のような形をしている必要はない。むしろ、一見樹木とはかけ離れた形でありながら、樹木の持つ隠れた豊かさをあらわすような新しい方法を見つけ出すことが建築の面白さではないだろうか。 |
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住宅建築が芸術であることを改めて思い知らされました。ご主人は工業デザイナーでクライアントあっての仕事をされていますので、デザインを任されることの重要性をよくご存知です。建築家に思い切って表現してもらいました。相性も良かったんでしょうね。ビジュアルは当然のこと、実際に身を置いても心地良い建物になっています。 | ||||||
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