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2010年1月22日(金)放送 千葉県柏市・釜崎邸 - 高さ10mの大吹き抜け スリットの入った家 - |
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岡部克哉 | ||||||||||||||||
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株式会社岡部克哉建築設計事務所 | ||||||||||||||||
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この家は3層吹抜けの階段室を通して、間接的に光と風を各部屋に取込むことで直接光や風を取り込むのとは少し違った柔らかさを備えられるよう考えました。 この家は白い箱が、斜めの壁で3層吹抜けの階段室とその他の部屋に分けられ、繋がり、立体的なワンルームのような室内になっています。 5つの窓のある階段室はいろいろな方向から差し込む光に満たされ、複雑に反射する過程でまろやかになった柔らかい光が、隣り合うLDKや子供室を明るく照らします。 また、階段室のトップライトを開ければ、各部屋の開け放たれた窓から新鮮な空気が建物内に入り込み、心地よい柔らかな風を感じます。 3層吹抜けの階段室の上部を細くすることで煙突効果による上昇気流に加速が生じ、風の流れをよくする。そんな効果を期待し、建物内の大きな壁を斜めにしました。 光の反射や風の流れを考える事なしには、この斜めの壁は生まれてこなかったと思っています。この斜めの壁がこの住まいの大きな特徴となり、家族に愛される家になることを願うばかりです。 |
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実にモダンでダイナミックなデザインの建物ですが、住む人の使い易さも疎かにしていません。また、打ち放しのままのキャンティレバーの階段、削り出して骨材を露出させたカウンターなど、そこかしこに仕事の丁寧さ・精度が感じさせる繊細なディテールが見てとれます。 10mの大吹き抜けの頂には天窓が設けられています。その向こうに広がる大空、そして宇宙にまで無限に広がっていく家族の可能性を感じさせます。 | ||||||||||||||||
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