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2009年4月12日(日)放送 神奈川県横浜市・久野邸 −吹き抜けリビングに仕掛けあり! 家具のない家− |
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| 井上 玄 | |||||||||||||||
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| 一級建築士事務所(株)吉田設計室 | |||||||||||||||
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| 久野邸、別名を“「快段」のある家”といいます。 敷地より前面道路が高く、この高低差をいかに解決するかが設計のポイントの一つでした。敷地条件から生まれた負の要素「段」を生活の中で「快」と感じさせる工夫が必要でした。 まず、家族が無意識に集まり多くの楽しい時間を共有することが出来る機能を「段」に持たせました。それは、幅1.7mの気軽に腰掛けられるベンチ階段と長さ3.6mの食事、勉強、家事など何でも出来る掘りコタツです。これを生活の主要動線も兼ねたリビングに仕掛けました。 その結果、生活の主要動線が多様化し多様な相対関係が生まれ、子供がジャングルジムで遊んでいるような「快」・楽しい空間を創り出しました。色々な高さ、様々な視点は新たな発見を生み出すきっかけとなり、それは掛けがえの無い「貴重な体験」となるはず。そんな願いを込めて“「快段」のある家”を提案しました。 |
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| お子さんが元気良く、すくすく育っていますね。そしてこの周辺の隣家には、それぞれ庭木や植栽が施されていて、道行く人を楽しませています。住む人たちの意識が高い証拠ですね。建物は土地の傾斜を生かして、見事にその特性を発揮しています。真ん中を貫くリビングスペースが、自然な風の流れを感じながら、家族が集まる。まさにこの家のテーマにぴったりですね。 | |||||||||||||||