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2009年3月29日(日)放送 千葉県市川市・平野邸 −天井・壁・床 全てがスギ 新世代ログハウス− |
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| 須永 豪 | |||||||||||||||||||||
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| 須永豪・サバイバルデザイン | |||||||||||||||||||||
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| 「テーブル&イス」の生活と「座して地べたゴロゴロ」をムリなく両立してほしい。それが唯一と言ってもいい要望でした。そして段々畑のようなプランができ上がりました。 この家のキーにもなっている中2階の書斎コーナーは、将来もしも親を呼んでの同居となっても生活に無理が生じないように、食堂と居間とを少し分けるための提案です。1階は意外にも調理から入浴までバリアフリーになっています。 この家は『杉シェルター』という名で私のHPでは紹介しています。柱も断熱材も無い、杉の板だけで出来たアコースティックな空間は、まるで大きな楽器の中に潜り込んだような柔らかさで、家族の日々と一生を包むシェルターを形づくっています。 平野邸では予定の建築費を守るため、内装のほとんどが木のままでネイキッドな状態です。家具や収納、表面のお化粧仕上などは、暮らしながら必要と気分に応じてカスタマイズしていくことでしょう。 いつの日か、漆喰で真っ白に塗られた平野邸も見てみたいなと、建築家はこっそり期待もしています。 |
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| 平面が「く」の字形の豊かな空間を持つ建物です。天井・壁・床全てがスギ板でできた「軸組木版造」という構造だそうです。木版が断熱・構造・仕上げ・調湿を兼ねる、ログハウスにも通じる作りですね。 間取りはワンルーム感覚。家族がどこに身を置いても、互いの気配を感じられます。若い建築家と建主が一緒に楽しみながら作った建物。家族と共に成長していく建物です。 |
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