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2009年3月15日（日）放送 東京都中野区・吉澤邸 −緑、青空、そして風 ６坪半の小さな塔− |
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   幅３．６ｍ、奥行き６ｍのキャンドルのような可愛らしい建物。夜には、シンボルツリーのシロモジ（白文字）がライトアップされ、壁に美しい模様を描き出します。 |
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   浮いて見えるデザインで軽快感を演出した玄関。天井までのスリット窓で明るさを確保しています。正面のクローゼットの仕切りは半透明ビニールカーテンです。 |
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   クローゼットをくぐり抜けて辿り着く寝室。約４ｍの吹き抜けで、２階と繋がります。将来、床を張って１部屋増やす事ができます。 |
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   水回りは、浴槽を囲うシャワーカーテン以外に仕切りがありません。猫足デザインの浴槽も、宙に浮いた軽快感も生み出しています。 |
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   ２階の書斎は畳敷き。３階への階段室とトイレも宙に浮いたデザインにして、広がりを感じさせています。安全ネットは釣り糸と同じ素材なので、光を受けて輝きます。 |
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   ３階への階段は鏡面仕上げのステンレスとアクリルガラスで囲われています。ワンルームのＬＤＫは、南北の窓が隣家の屋根を跳び越えて視界を確保しています。 |
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   機能を集約したコンパクトなキッチンは、ステンレスの塊のようです。ＰＣデスクや飾り棚も、正面を鏡面仕上げとして広がりを演出します。 |
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   ご主人お気に入りのロフト。窓外にプランターボックスを吊って、最上階でも植栽を楽しみます。ここに上がるための梯子は、扉で隠されていました。 |
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| 古見 演良 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| プラステイク 一級建築士事務所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 敷地１３坪に６.５坪の３フロア。マキシマムボリュームでスタディされたミニマムハウス。 将来を見据えて４人家族が生活するための小さな家。205?というボリュームに「４人家族」と「生活の物」が存在する。それだけでかなりのウエイトを占めます。小さい家では階段の存在は重要です。階段の位置が「家の形式」を決定してしまう。小さい家での階段の「位置」と「意味」、そして「物」のあり方を問い直してみました。階段を上部の床の変形ととらえ上下で位置を微妙にずらし、下階の空間をあいまいに区切りスペースのプライバシーを守ります。またフロアから浮かせることで重量感を軽減しました。 「建築」と「人」、「物」の距離が近い小さな家は、それらの存在がはっきりしています。だから「生活の物」を隠すものと出して置く物とに別け、物の「場所」を生活のリズムとリンクさせて「物の風景」をデザインしました。また、室内から見た「外の風景」を眺めた先に「グリーン」がある。「物」や「グリーン」と共存しながら「ハウスミニ」の生活はあります。 「ハウスミニ」は、人が洋服を着るように、グリーンや物を「身にまとう家」です。 |
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| １３坪の敷地に立つ延床１７坪の建物です。数値的には、とても小さな建物です。しかし、創意工夫の数々によって、実際の面積からは計り知れない広がりを感じさせます。 まず、階段が床から浮き上がっているデザインです。同じくトイレも浮いて見えます。洗面や３階の階段、リビングの飾り棚など所々に鏡が用いられています。さらに半透明ビニールカーテンの間仕切り。どれも軽快感を感じさせる仕掛けです。これらの視覚効果によって、伸びやかで豊かな空間になっています。 |
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