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2009年2月22日(日)放送 東京都世田谷区・杉谷邸 家の中に「外」を取り込むシリーズ(3) テラス −屋内のようなテラス 屋外のような浴室 内外が逆転する家− |
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| 都留 理子 | |||||||||||||||
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| 都留理子建築設計スタジオ | |||||||||||||||
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| 大きな家の中に、小さな家が抱きかかえられるようにしておさまっています。 許容建築面積の最大である大きな家は、空や街に対し開かれ光に満ちており、晴れた日の公園のような心地よい場所となることをめざしています。 夫婦2人の寝室として必要十分なサイズである小さな家は、大きな家の屋根をかたどる小屋形で、インテリア全体をバーチ合板で仕上げています。大きな家に大事に守られた、もうひとつの家です。 2つの家がお互いの特徴を際だたせることで、質の異なる心地よい空間が生み出されています。お友達が集まり仲の良い杉谷さんご一家によって、さらに心地よい空間になっていくことと思います。 |
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| 家作りは、建主にとって一生に一度あるかないかの一大事。しかし、設計者や施工社にとっては、日常の仕事です。そこには少なからず温度差が生じると思うんですが、このお宅については、そういった印象が皆無です。皆さん魂をこめた良い仕事をなさってます。 この建物は、建物の中に建物がある「入れ子」のような構造になっています。室内空間が外部化し、外部空間が室内化しているように見えます。その効果によって、実際の面積を超える広がりを手に入れているんですね。 |
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