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2008年8月24日(日)放送 神奈川県横浜市・小松邸 団塊世代の家づくり(1)街暮らし篇 − 生涯現役宣言! 娘が建てた“光の家” − |
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| 西野 奈美 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| にしのなみ建築設計室 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 定年を迎える夫と自宅で仕事を営む妻が住み慣れた土地で人生のセカンドステージを過ごす家です。家で過ごす時間が長くなる二人が、お互いの気配を感じつつ、それぞれの場所を持つことができるように配慮しました。 敷地は、なだらかな北斜面の上にあり、不成形の四角形で南側に中学校舎がそびえたっています。そこで台形平面で南に向かって上昇する切妻屋根をかけました。これにより2階では冬でも明るい陽光が得られます。 居室構成は、1階に各々の仕事室と主寝室、2階に居間があります。2階は階段室で仕切られた2つの居間となっています。間仕切をガラスとすることによって、二人がお互いの気配を感じながら、それぞれの場所を持つことができ、二人の間につかず離れずのゆるやかな関係が成立します。ガラスを通して南側から一気に北側の街並が見通せ、一日中家にいても自然の変化や街並みとのつながりが感じられます。 豊かな第2の人生を期待した末広がりの家です。 |
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| 建築家の娘さんが、ご両親のために設計されました。ゴールデンエイジを迎えたご夫婦が、仲良く快適に過ごせるような工夫が随所に見受けられます。1階はアトリエや書斎といったそれぞれのスペースを作り、2階はLDKと客室も兼ねた第2の居間をガラスで仕切ることで、部屋全体の一体感と景色の抜けを感じられる気持ちの良い空間です。将来、車イスになった時のことも考えられていて、本当にご両親のことを想って、設計された建物と言えるんじゃないでしょうか。 | ||||||||||||||||||||||||||||||